2016/11/30.Wed

能楽師が手話で表現 体感音響システム導入… 広がるバリアフリー

能楽師が手話で表現 体感音響システム導入… 広がるバリアフリー(2016年11月27日配信『産経新聞』)

s-能
手話の同時通訳(手前)が付いた能「黒塚」

 2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、10月末、聴覚障害者と健常者が同時に楽しめる実験的な能公演が行われた。プロの能楽師が手話も使って表現する新たな試み。伝統芸能界初の体感音響システムも導入したほか、手話の同時通訳も付き、健常者にも分かりやすい公演となった。(飯塚友子)
                   

 手話交え演技
 10月21日夜、喜多能楽堂(東京都品川区)での「“手話”で楽しむ能狂言鑑賞会」。女優の黒柳徹子(83)が設立したトット基金が運営する「日本ろう者劇団」の手話狂言「附子(ぶす)」に続き、能「黒塚」が上演された。

 注目は、作品前半と後半をつなぐ間(あい)狂言を、和泉流狂言方の三宅近成(ちかなり)(30)と宝生流ワキ方の安田登(60)が手話を交えて勤めた場面。安田は「山に入(い)り-」のせりふに合わせ、手で山の形を作り、手話が客席からよく見えるよう、通常とは体の向きを変えて演じる工夫を見せた。

 舞台左右には手話の同時通訳も配置。聴覚障害のある小谷野依久(いく)さん(40)は「物語が分かり、初めて最後まで寝ないで能を楽しめた」と、満足そうな表情を見せた。

音の響き体感
 公演では、客席の一部に体感音響席も設けられた。音響機器メーカー「パイオニア」が開発した骨伝導を利用したシステムで、音に合わせ、丸いポーチ型クッションと座布団が振動する。同社はこれまで、音楽会に無償で貸し出してきたが、今回、初めて伝統芸能公演に協力したという。

 同社法務・リスク管理部で「身体で聴こう音楽会」事務局長を務める山下桜さんは「笛の鋭い音や足拍子などを感じていただけるよう調整が難しかった」。利用者からは好評で、終演後、「メリハリある能の音を初めて感じた。太鼓には驚いたが、慣れの問題」(東京都板橋区の52歳女性)との声も聞かれた。

五輪見据えて

 能公演におけるバリアフリー対応としては、国立能楽堂(東京都渋谷区)が主催公演で詞章の字幕表示を行っているほか、横浜能楽堂(横浜市西区)も点字パンフレット提供や手話通訳を付けた「バリアフリー能」公演を続けている。

 今回の新たな実験に出演して、三宅は「能役者が手話で表現することで役の感情も伝わる。1作品すべて手話でできればなおよい」と手応えを語った。

 同公演の制作担当、喜多流シテ方の大島輝久(40)は「能には手話にない古い日本語が含まれるため、まずは現代語訳台本を作った」と、手探りのスタートだったことを明かす。稽古では、ろう者劇団で手話狂言の指導を33年続ける近成の父、三宅右近(75)と同劇団の井崎哲也代表代行が立ち会うなど準備に時間をかけた。手間はかかったが、「健常者にも分かりやすかった」との声も寄せられ、大島は「手話との交流は新たな能の可能性を広げる。健常者も一緒に楽しめることを追求し、五輪も見据えて継続したい」と話している。

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丸型クッションと座布団が振動するパイオニアの体感音響システム



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2016/11/30.Wed

東京パラリンピックに向けて伝えたい 妻が聴覚障害 歌のユニット「アツキヨ」

東京パラリンピックに向けて伝えたい 妻が聴覚障害 歌のユニット「アツキヨ」(2016年11月29日配信『東京新聞』-「夕刊」)

東京
ライブをするアツシさん(左)とキヨさん=東京都足立区の千寿小で

 聴覚障害がある妻と、健常者の夫の歌のユニット「アツキヨ」が、2020年東京パラリンピックに向け、障害への理解を深めてもらおうと、東京都内の小中学校で講演ライブ活動を続けている。夫の歌やギターに合わせ、妻が手話を取り入れた振り付けで踊り、歌う。子供たちに伝えたいのは「夢をあきらめないで」という思いだ。 

 「両手の人さし指を向かい合わせて曲げてください。これが手話の『あいさつ』です」。東京都足立区千寿小学校で先日開かれたライブ。キヨさん=佐々木清美(39)=と舞台に並んで立った夫のアツシさん=厚(41)=が、全校児童約500人に語りかけた。「ごあいさつ」という歌に合わせ、子供たちが元気よく手話を操る。

 山形県出身のキヨさんは3歳になる前に重い難聴と診断された。高機能補聴器の助けで、やっと音が聞こえる。自分の声の音程も分からないが、幼い頃に松田聖子をテレビで見て以来、歌手になるのが夢だった。

 2人の出会いは2001年。上京して会社員生活を送りながら、音楽のパートナーを探していたキヨさんは、足立区の北千住駅前で偶然、アツシさんが歌っているところを見かけた。フリーターをしながら歌手を目指していたアツシさん。その「響きのある歌声」が「私にも聴き取りやすい」と思った。デュオを組みたいと頼み、手話をもとに独自に考案した振り付け「サインボーカル」を担当することになった。2人の姿は話題となり、6枚のCDを出した。高校生の英語の教科書にも取り上げられた。

 しかし、次第に活動が減り、アツシさんは12年末に所属事務所を辞めた。それから半年余り。会わずにいて、お互いの大切さに気付いた2人は結婚。昨年夏には長女が生まれた。「歌の音」という言葉から「かのん」と名付けた。キヨさんには、赤ちゃんの夜泣きの声が聞こえない。タクシー運転手のアツシさんが育児休暇を取得し、子育てを支える。

 2人は昨年から荒川区と足立区の小中学校などで、東京パラリンピックに向けて障害者理解などを進める授業に呼ばれ、講演ライブを続けている。これまで15校以上を回った。

 <♪きっとだれもが/奇跡を起こす力をもってるよ/あきらめちゃダメさ>。ライブで必ず歌う曲「Kiseki~もうすぐ起こる奇跡を信じて」の歌詞だ。「今までの『あきらめなければなんだってできる』というテーマに加え、夫婦として『家族愛』や『絆』の大切さも伝えていきたい」とアツシさん。キヨさんは「もっと都内全域の学校を訪ねていきたい」と意欲的だ。「東京五輪・パラリンピックの開会式や閉会式で歌えたらいいな。今まで出会ったすべての人に、音楽を通して恩返しをしたい」

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砂時計~たくさんのありがとう~ アツキヨ(Youtube)



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2016/11/30.Wed

手話で伝える「目で聴くテレビ」 大阪のNPO、CS番組制作

くらしナビ・カルチャー;手話で伝える「目で聴くテレビ」 大阪のNPO、CS番組制作(2016年11月29日配信『毎日新聞』)

災害ニュース同時通訳、情報番組なども 字幕補い聴覚障害者らにニーズ

 全国の聴覚障害者らに向け、番組に手話や字幕を付けて生活情報やニュースを届ける通信衛星(CS)放送のスタジオが、大阪市内にある。独自制作の番組や地上波の人気番組を手話通訳した放送を手がける「目で聴くテレビ」は、4月に発生した熊本地震でNHKニュースを手話通訳した生放送も実施。加入の問い合わせも増えているという。番組制作の舞台裏やスタッフの思いを聞いた。

 目で聴くテレビは、認定NPO法人「CS障害者放送統一機構」(大阪市北区)が運営する。1995年の阪神大震災後、聴覚障害者から寄せられた「字幕や手話がなくテレビのニュースが分からない」「危険を知らせる消防や自治体の情報が聞こえない」などの声を機に、98年に全日本ろうあ連盟と全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、情報通信業を手がける株式会社「アステム」の3者で設立した。

 現在は毎週火~金曜の昼夜30分~2時間程度、手話と字幕のついた暮らしの情報番組や映画紹介などを放送する。水曜は地上波の「クローズアップ現代+(プラス)」(NHK総合)、木曜は「ひるおび!」(TBS系)と同時間に放送する「リアルタイム手話放送」も実施している。左側に地上波テレビ局の番組の映像を、右側に手話通訳士が番組を見ながら通訳する様子を合成した画面が映される。「ひるおび!」では字幕も独自に製作する。

 専用のCS受信機は8万8900円だが、聴覚障害の身体障害者手帳があれば自治体から給付を受けられる(一部は自己負担、設置工事費は別)。受信料は年間計6300円。番組の一部は、地上波のKBS京都(京都市)やテレビ神奈川(横浜市)でも見ることができ、同機構の梅田ひろ子理事(61)によると「聴覚障害者や難聴の高齢者のほか、手話を学んでいる人も見てくれているようだ」という。

 熊本地震の直後は、目で聴くテレビのスタジオ内も一変した。熊本県益城町で震度7の地震があった4月14日夜以降、被害を伝えるNHKニュースのリアルタイム手話放送を実施。柳喜代子さん(56)ら約10人の手話通訳士が続けて4日間にわたり、ニュースの時間に合わせ交代で通訳した。柳さんは「もっと長く放送したかったが、予算の問題もあり十分にできなかった」と振り返る。

 厚生労働省の調査によると、日本に身障者手帳を持つ聴覚障害者・平衡機能障害者は計約45万人いる(2014年度)が、同機構は「日本の手帳交付の基準は厳しく、難聴に悩む人はもっと多くいるはず」と話す。また、同省の別の調査では、日常のコミュニケーション手段について「手話・手話通訳」を選んだ聴覚障害者は全体の18・9%おり(06年、複数回答)、柳さんは「手話を『第1言語』とする聴覚障害者にとっては、字幕より手話を見る方がストレスが少ない」と手話放送の必要性を訴える。

 目で聴くテレビの番組で、熊本地震で被災した聴覚障害者を取材し、自らも補聴器を外すと音が聞こえない映画監督の今村彩子さん(37)=名古屋市=は、昔の地上波テレビ放送を「字幕がないため内容が分からず、野球などスポーツ中継しか見ていなかった」と振り返る。地上デジタル放送の普及後、地上波でも字幕放送が増え「今ではドラマやドキュメンタリー番組も見ることが増えた」という。

 今村さんは「字幕と手話、どちらが見やすいかは個人差がある。地上波でも両方の放送が普及すれば」。そう強く願っていた。

広がるべき「情報保障」の概念
 総務省によると、地上波テレビの総放送時間における字幕放送時間の割合(2015年度)は、NHK総合80.6%▽NHKEテレ69.2%▽在京キー5局57.9%▽在阪準キー4局54.5%--など、近年で大幅に増加している。一方、手話放送時間の割合(同)は同じく0.1%▽2.6%▽0.1%▽0.1%--にとどまる。

自らも左耳が聞こえない京都光華女子大の高井小織講師(聴覚障害学)は「聴覚障害は『聞こえる』『聞こえない』の二つに分かれるのではない。一人一人のニーズは違う」としたうえで「あらゆる機会に文字、手話、はっきりとした音声での情報提供を保障する『情報保障』の考え方がもっと広まっていってほしい」と話す。

目で聴くテレビの問い合わせはCS障害者放送統一機構(メールアドレスinfo@astem-co.co.jp、ファクス06・6242・6502、電話06・6242・6501)。

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2016/11/28.Mon

2016年12月学習会・行事予定

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学習会・行事予定
2016/11/28.Mon

“軽度・中度の難聴者支援を”

“軽度・中度の難聴者支援を”(2016年11月28日配信『Nhkニュース』)

 障害のあることがわかりにくい軽度や中度の難聴の人たちへの支援のあり方を考える全国大会が、26日から奈良市で始まりました。

 奈良市で始まった「全国中途失聴者・難聴者福祉大会」には、全国から聴覚に障害のある人たちなど500人あまりが参加し、26日は、難聴者たちによる報告が行われました。

 この中では、公的な支援が受けられる「重度」の難聴と比べて、軽度や中度の難聴者は障害のあることが分かりにくいため、社会の理解や支援が遅れている一方で、普通の会話が聞こえにくいことで人間関係や就職活動に深刻な影響があったなどの体験が報告されました。

 その上で、軽度や中度の難聴者への支援を総合的に行う、公的な支援センターが各地に必要だという意見が出されていました。
大会を企画した「奈良県中途失聴・難聴者協会」の出口明子さんは「障害者手帳を持ってなくても、不自由な思いをしていることを周りの人にわかってもらえない苦しさがあることをまず知ってもらい、少しでも世の中が変わってほしい」と話していました。

 大会は28日まで開かれ、難聴者への公的支援の拡充を求める大会決議が採択されることになっています。

s-奈良

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2016/11/28.Mon

聴覚障害者を助ける米国の「手話中継サーヴィス」、年間約570億円のビジネスに

聴覚障害者を助ける米国の「手話中継サーヴィス」、年間約570億円のビジネスに(2016年11月27日配信『WIRED』)

 例えば聴覚障害者だけが働くピザレストランで、電話による受注を可能にする動画中継サーヴィス(VRS)。米国では年間5億ドル規模の産業に成長し、ますます多くの聴覚障害者たちが利用するようになっている。

米国

 スマートフォンの登場が世界を変えた!

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2016/11/27.Sun

野球ファン必読! 耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ

野球ファン必読! 耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ

メジャー

ナンシー・チャーニン/文
ジェズ・ツヤ/絵
斉藤 洋/訳

 1890年代のアメリカ、大リーグ。「ストライク」や「セーフ」などの審判のジェスチャー、チーム内のサインを考案し、観客を熱狂させた、聴覚障がいをもつ選手、ウィリアム・ホイの活躍を描いた楽しい伝記。

s-メジャー2

定価:1,512円
(本体1,400円+税8%)

【発行】 2016年10月30日
【対象】 小学校低学年から
【仕様】 A4変型判・32ページ・4色刷り



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2016/11/27.Sun

聴覚障害者対象憲法を学ぶ催し 27日尼崎

聴覚障害者対象憲法を学ぶ催し 27日尼崎(2016年11月26日配信『神戸新聞』)

 聴覚障害者らを対象にした「憲法カフェ」が27日午後1時から、尼崎市武庫川町のカフェ・コゲツドウで開かれる。耳が聞こえないイラストレーターのソルトさん(30)=大阪府交野市=が主催し、障害の有無を問わず参加者50人を募集している。

 憲法カフェは、少人数でお茶を飲みながら憲法について気軽に語り合う場。ソルトさんは、聴覚障害者らが選挙で投票する前に、正しい憲法の知識などを得られるよう、手話通訳者らと一緒に学ぶ場として企画した。

 参加費は、お茶菓子付きで1500円。



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2016/11/27.Sun

特別支援学校教員;専門免許取得促す 文科省が法改正検討

特別支援学校教員;専門免許取得促す 文科省が法改正検討(2016年11月26日配信『毎日新聞』)

 障害がある児童生徒が通う特別支援学校の教員に教育職員免許法が保有を義務づけている専門免許の取得を促すため、文部科学省が同法の改正を検討している。法には専門免許がなくても教員免許があれば「当分の間」は特別支援学校の教員になれるとする付則が1949年の法施行当時からあり、条文は70年近くも有名無実と化していた。専門免許保有率は特別支援学校教員の7割にとどまっており、文科省は2020年度までに保有率100%達成を目指し、その後に法改正する。

 専門免許は「特別支援学校教諭等免許状」(特支免)。特別支援教育にあたるため視覚や聴覚、知的など障害について学んだ人に交付される。付則が設けられた背景には戦後の教員不足があるとみられ、文科省は「厳密に義務付けると特別支援学校が運営できなかったのでは」と推測する。

 付則のため、特支免の保有率はなかなか上がらなかった。問題視する声は教育界にあったものの、法の見直しまで踏み込んだ議論には至らなかった。

 しかしようやく昨年12月、中央教育審議会(中教審)が初めて特支免保有率の伸び悩みに言及し「付則の廃止も見据え、20年度までの間におおむね全ての特別支援学校の教員が所持する」ことを求めて答申した。

 特別支援学校の教員は、大学在学中に特支免を取得するケースが多い。教員採用後に特支免を取得する場合は大学の認定課程や都道府県教育委員会などの認定講習で単位を取る必要があるが、勤務しながらだと最短でも2、3年かかるという。保有率は年々上昇しているものの、昨年度で74・3%にとどまっている。

 答申を受け、文科省は教員が認定講習を受けやすくなるように、都道府県教委の開講費用を負担する補助金の活用や通信教育の受講を促している。

 文科省特別支援教育課は「特支免は専門性の高い特別支援教育について最低限の知識と指導力を持っているという証明になり、全員が持っていることが望ましい。保有率が100%になるよう、周知を進めたい」としている。

特別支援学校
 障害がある幼児、児童、生徒を対象に、障害に応じて生活や学習上の困難を克服するための指導や支援をする学校。昨年5月時点で全国に1114校あり、約14万人が通っている。以前は盲学校▽ろう学校▽重度障害児が通う養護学校--と区分されていたが、2007年にいずれも特別支援学校に位置付けられた。小中学校の特別支援学級は、障害が比較的軽度の児童・生徒が通う少人数の学級。




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2016/11/27.Sun

聴覚障害者のグループホームもみじの家 地域住民と交流

聴覚障害者のグループホームもみじの家 地域住民と交流(2016年11月26日配信『伊奈ネット』)

s-伊奈
「もみじの家まつり」で手話など学ぶ

 南箕輪村神子柴にある聴覚障害者のグループホーム「もみじの家」は、施設の事を広く知ってもらおうと、地域住民を招いて初めての「もみじの家まつり」を、26日に行いました。

 会場となった神子柴公民館には、手話を学ぶコーナーなどが設けられ、訪れた住民が耳の不自由な人と交流しました。

 もみじの家は、南箕輪村神子柴にあります。全国で初めての聴覚障害者のグループホームとして平成26年4月に開所しました。

 社会福祉法人長野県聴覚障害者協会が運営していて、現在、県内各地から来た20代から60代の5人が生活しています。

 まつりは地域の人たちに施設の事を知ってもらおうと初めて行われました。

 上伊那手話サークルや手話通訳団のメンバーがスタッフとなり、訪れた人に手話を教えていました。
 
 長野県では、手話が日常生活で広く使われる社会を目指し今年3月に手話言語条例を施行しました。

 会場には、地元の保育園児が描いたもみじの絵が展示されたほか、ゲームやバザーのコーナーが設けられました。

 もみじの家管理者の樋口絹子さんは「買い物など身近な生活の中でも手話で会話ができる世の中になってほしい。グループホームも地域と一緒に歩んでいきたい」と話していました。



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2016/11/26.Sat

出前教室;歌舞伎の世界を体験 松江ろう学校で

出前教室;歌舞伎の世界を体験 松江ろう学校で(2016年11月25日配信『毎日新聞』-「島根版」)

松江
隈取をしてもらう児童=松江市古志町の県立松江ろう学校で

 松江市古志町の県立松江ろう学校で24日、歌舞伎の普及に取り組むNPO法人「伝統文化みらい塾」(東京都)の歌舞伎出前教室があった。幼稚部から高等部の児童や生徒ら約50人が参加。歌舞独特の化粧法「隈取(くまどり)に挑戦するなど、歌舞伎の世界を体験した。

 子どもたちの感性を育てる県民会館の事業の一環。今回は耳が不自由な子どもたちも視覚的に楽しめる歌舞伎を選んだ。

 この日は歌舞伎役者ら4人が歴史や技法などを紹介し、児童らは歌舞伎の隈取に挑戦した。児童がおしろいに、墨や紅で筋を入れた顔で、見得を切ると、会場からは拍手が起こった。

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隈取をして見得を切る児童ら=松江市古志町の県立松江ろう学校で

 牛若丸と武蔵坊弁慶の出会いを描いた演目「五条橋」の披露もあり、本格的な立ち回りに参加者は引き込まれていた。内容が伝わりやすくなるように上演前には紙芝居の読み聞かせもあった。

 参加した児童は「目の前で迫ってくるような演技を見られてよかった」「隈取で自分の顔が変わったのがおもしろかった」などと感想を話した。



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2016/11/26.Sat

優勝の陰に2人の師匠 障がい者空手全国一の新垣さん 元世界王者へ天国の教え子が指導託す

優勝の陰に2人の師匠 障がい者空手全国一の新垣さん 元世界王者へ天国の教え子が指導託す(2016年11月25日配信『琉球新報』)

空手 沖縄空手 全日本障がい者空手道競技大会 障がい者 ろう者

琉球
佐久本嗣男さんと清水由佳さん(右)に日本一を報告し、笑顔を見せる新垣愛花さん=沖縄県那覇市

 3世代にわたる師弟関係の不思議な縁が、空手全国一を引き寄せた。沖縄県那覇市の菓子製造工場で働きながら空手に取り組んできた耳の不自由な新垣愛花さん(23)が10月、第12回全日本障がい者空手道競技大会の身体障がい部門(聴覚障がい)の形・女子個人戦で初優勝した。優勝の陰には2人の師匠の存在があった。

 「優勝しましたよ」。優勝の後、ろう者の新垣さんは空に向かってメダルを掲げた。今年3月に他界した師匠の與儀静江さん(享年40)に向けてだ。そして11月上旬、もう一人の師匠にメダルと賞状を見せて優勝を報告した。與儀さんが亡くなった後、新たな師匠となった元世界王者で県体育協会副会長の佐久本嗣男さん(68)だ。佐久本さんは「天国の静江から『愛花をよろしく』とメッセージを送られた気がした」と語った。
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浦添高校空手道部の合宿先で、佐久本嗣男さんと並ぶ與儀静江さん

新垣さんは高校時代から與儀さんに師事していたが、與儀さんは3月にがんで他界した。一方、佐久本さんは7月、本紙記事を読み、空手の先生を亡くして一人で稽古している女性がいることを知り、指導を買って出た。

 「静江か」―。佐久本さんは新垣さんと初めて対面した際、亡くなった指導者の名前を聞き、驚いた。與儀さんは二十数年前、佐久本さんが浦添高校空手道部時代に直接指導したまな弟子だった。

 與儀さんはがんを患っていることを知らせず、亡くなる数カ月前まで新垣さんを指導していたという。新垣さんは師匠の突然の死に、しばらく意気消沈して稽古に身が入らなかった。そんなときに手を差し伸べてくれたのが佐久本さんだった。「日本一になれたのは、本当に與儀先生や佐久本先生のおかげです」。新垣さんは表情をほころばせる。

 全日本大会への挑戦は3回目だった。昨年は、練習不足で最下位に終わった。「先生方から習った通りやればできる」。新垣さんは自分に言い聞かせ、與儀さんと佐久本さん直伝の形・セーパイを披露。練習の成果は、結果に結び付いた。

 與儀さんから習ったセーパイに、磨きをかけたのが佐久本さんだ。セーパイは與儀さんにとっても、佐久本さんから教わった得意な形だった。

 道場では佐久本さんと共に、清水由佳さん(34)が新垣さんを指導した。耳の不自由な新垣さんのため、佐久本さんの言葉をメモして見せるなどして技術向上を支えた清水さんは、「(新垣さんは)聞こえなくても、体の全ての感覚を研ぎ澄まし技術を吸収している」と評価した。



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2016/11/26.Sat

子母口北町会も「手話は必要」 区内初の試み 講習会開く

神奈川県全域・東京多摩地域タウンユース高津区版2016年11月25日号

子母口北町会も「手話は必要」 区内初の試み 講習会開く

子母口
子どもから高齢者まで約40人が参加

 神奈川県川崎市高津区の子母口(しぼくち)北町会(遠藤勝太郎会長)は19日、聴覚障害者との意思疎通や災害時の避難所運営に役立てたいと、手話講習会を橘樹神社で開いた。手話の普及を進める神奈川県の協力で講師を招いたもので、区内町会では初の試みという。

 「町会内には耳の不自由な人も暮らしている。災害時、円滑に避難所運営をするために手話を学びたいと思った」。子母口北町会の町会長を務める遠藤さんは手話講習の目的を話す。

 神奈川県は手話を普及させるため2015年4月に「手話言語条例」を施行。2016年3月に推進計画を策定し、手話講習会などを開いている。今回の講習会に協力した県議会議員の小川久仁子氏は「町会単位で手話を学ぶのは珍しい。区内でも初の試みでありがたい」と話す。

 講習会には子母口北町会や近隣の町会から約40人が参加。NPO法人川崎市ろう者協会の山本満久さんが講師を務めた。山本さんは耳が聞えないことの基本的な知識を伝える講座とあいさつなど簡単な手話の実技指導を行った。山本さんは「聴覚障害者は災害に気づかないことがある。命に関わる場合は窓を壊してでも助けてほしい」とも訴えた。

 遠藤さんは「これからは手話も必要。これを機会に他の町会にも取り組みが広がれば」と話していた。

神奈川県手話言語条例➡ここをクリック(タップ)



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2016/11/25.Fri

手話で伝える ろう者の思い…静岡県富士宮市

手話で伝える ろう者の思い…静岡県富士宮市(2016年11月24日配信『読売新聞』ー「静岡版)

キャプチャ
手話条例を制定した富士宮市で講演する早瀬さん

 静岡県内初の手話言語条例を制定した富士宮市で23日、「手話で生きる・手話を伝える」と題した講演が開かれ、ろう者で、映像制作などで活躍する早瀬憲太郎さんが約90人を前に、ろう者の思いなどをユニークな語り口で伝えた。

 同市は昨年12月、手話の啓発活動やろう者が安心して生活できる環境を整えることなどを目指した条例を制定し、今年4月から施行している。奈良県生まれの早瀬さんは、全日本ろうあ連盟創立60周年を記念して制作された映画「ゆずり葉」(2009年公開)の監督で、NHK手話番組では講師を務めた。

 講演では、手話による夫婦げんかや飼っている犬を題材に、ろう者を理解してもらうだけでなく、ろう者も周囲のことを理解する大切さを訴えた。早瀬さんは「母が自分のことをかわいそうと思わなかったので、自分も自分へのマイナスイメージを持たなかった」と力強く話した。

富士宮市手話言語条例➡ここをクリック(タップ)


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2016/11/24.Thu

「福岡ろう劇団博多」12月自主公演 声なき演者、迫真の舞台 「声役」専門学校生が共演 [福岡県]

「福岡ろう劇団博多」12月自主公演 声なき演者、迫真の舞台 「声役」専門学校生が共演 [福岡県](2016年11月23日配信『西日本新聞』」)

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大きな身振りと手話で「ブンナ」を演じる谷口郁実さん

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役者の演技に舞台隅の「声役」がせりふを合わせる

 福岡市を拠点に活動する聴覚障害者の劇団「福岡ろう劇団博多」が12月の第10回自主公演「ブンナよ、木からおりてこい」に向けて稽古を重ねている。自主公演は2年ぶり。手話と体、表情で演技する「ろう劇」を多くの人に知ってもらおうと、今回はせりふを代読する「声役」に、声優を目指す専門学校生も初めて加わった。

 照明に照らされた舞台。主役のカエル「ブンナ」を演じる谷口郁実さんが伸ばした両手を交互に口元に運んだ。口は大きく開いて、閉じる。“パクッ、パクッ”-。谷口さんの手話に「声役」がせりふを合わせた。「みんな聞いて、僕はネズミを食べたんだ!」

 水上勉原作の「ブンナよー」はシイの木の上で、ブンナが鳥やヘビたちと出会い、自然界の弱肉強食を目の当たりにする物語。「声役」に同市博多区の専門学校九州ビジュアルアーツ声優学科の生徒4人を起用し、8月から練習を始めた。

 谷口さんら出演する役者6人のほぼ全員が耳は聞こえない。脚本のト書きにある「パクッ、パクッ」などの擬音は演出が「口を開けて食べる」などと説明し、演技に生かす。練習では難聴者で劇団代表の鈴木玲雄さん(30)が、役者の手話の意味を「声役」に伝え、意思の疎通を図ってきた。

 聞こえてくるのは動き回る役者の足音やきぬ擦れの音。隅に控える「声役」はタイミングを逃すまいと、役者の手の動きに目を凝らす。舞台は静謐(せいひつ)さと緊張感に満ちている。
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 劇団は1992年に旗揚げ。当時はテレビの字幕放送なども少なく、耳の聞こえない人でも楽しめる娯楽を増やしたいと手話劇での舞台を始めた。

 現在のメンバーは演出も含めて福岡市、田川市の28~70歳の13人。これまで劇団事務員などが務めてきた「声役」に今回、あえて手話が分からない専門学校生を起用したのは「若い世代の健聴者が関わることで“聞こえない”とはどういうことかを社会に発信するきっかけにしたい」という思いからだ。「声役」の1人、同校1年の徳田杏泉さん(19)は「映像のアフレコと違って手話に合わせるのは難しいけど、手探りで頑張りたい」と意気込む。

 劇中で流す音楽は福岡のアフリカ音楽アーティスト集団「GEKIDAN☆AFRICA」が担当。12月17、18日に同市博多区で上演予定で、チケットは完売している。鈴木さんは「芸術は誰でも楽しめるものであってほしい。僕たちにとっても積極的に外と関わるきっかけになる」と話す。



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2016/11/24.Thu

大宮、さいたまのろう学校でサッカー教室 言葉なくても交流楽しむ

大宮、さいたまのろう学校でサッカー教室 言葉なくても交流楽しむ(2016年11月23日配信『埼玉新聞』)

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大宮の江坂任選手(左)とサッカーを楽しむ生徒たち=さいたま市北区の特別支援学校大宮ろう学園
 
 J1大宮は、さいたま市北区の特別支援学校大宮ろう学園でサッカー教室を行い、金沢慎、大山啓輔、江坂任、高山和真、川田拳登、加藤有輝の6選手が参加。大山選手は「言葉は交わしていないが、あれだけ笑えて、あれだけ一生懸命になれるのはサッカーのいいところ」と小学部76人との交流を楽しんだ。 

 交流は2009年からの恒例行事で当時に在籍した江角浩司選手の発案で始まった。試合で手話応援をしている生徒を見た江角選手が応援への感謝を込めて訪問がスタート。江角選手は退団したが志を継いだ選手たちが活動を続けている。今回は選手会長の大山選手が音頭を取った。

 低学年と高学年に分かれてサッカードッジボールでウオーミングアップし、その後に選手と生徒でミニゲームを実施した。生徒は元気いっぱいで選手とのプレーに一喜一憂。選手も生徒を楽しませようと、さまざまなテクニックを見せたり、大きなアクションをしたりと心を砕いた。

 あいさつに立った児童会副会長で6年生の杉山琥太郎君は「サッカーのことを教えてくれて楽しかったです」とうれしそうな笑顔。毛利めぐみ小学部教諭は「これをきっかけにサッカーに興味を持てて、いろいろなきっかけにつながればいいかな」と目を細めた。



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2016/11/22.Tue

白杖=全盲は誤解 スマホ見てたら「うそつき」と言われ

白杖=全盲は誤解 スマホ見てたら「うそつき」と言われ(2016年11月22日配信『朝日新聞』)

 白杖(はくじょう)を携えて歩くのは全盲の人だけという誤解から筋違いの非難や疑問視をされることがあると、弱視などの視覚障害がある人たちが声を上げ始めた。「白杖=全盲とは限りません」と書いたストラップや漫画で理解を求めている。

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 福岡県宇美町の佐子真紀さん(49)は右目が見えず、左目も視力は0・3だが視野に欠損がある。1、2年前、白杖を携え、地下鉄の車内で文字を拡大したスマートフォンを見ていると、向かいに座る若者の会話が聞こえてきた。「見えてるんじゃない?」「うそつきやん」

 こうした誤解を解くため今夏、「白杖=全盲とは限りません」と書かれたストラップを購入し、白杖に着けた。ストラップには「白杖の天使 はくたん」というキャラクターが描かれている。

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 このストラップは神奈川県秦野市の渡辺敏之さん(46)が手作りし、今年に入って販売を始めた。左目にわずかに見える視野があり、自身も2度、スマホを使用中に「白杖持つ人は見えないんじゃないの。詐欺じゃね?」などと言われたという。

 スマホには文字の拡大や読み上げ、黒地に白文字への反転など、わずかに見える視覚障害者に便利な機能が多い。だが、渡辺さんは「誤解があるため、白杖を持って外に出るのが怖いという人もいる。スマホを使うこともためらい、肩身が狭くなっている」と話す。

 道路交通法は白杖の携行か盲導犬による歩行を視覚障害者に義務づけ、「目が見えない者に準ずる者を含む」と全盲の人以外も含むことを明示している。「道路の通行に著しい支障がある」場合は、肢体不自由や聴覚、平衡機能の障害者も白杖を持つことができる。

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2016/11/22.Tue

手話でコーラス 寸劇も 釧路のフェスに200人

手話でコーラス 寸劇も 釧路のフェスに200人(2016年11月21日配信『北海道新聞』)

釧路
手話コーラスを披露した釧路江南高の吹奏楽部

釧路聴力障害者協会などは13日、「手話フェスティバル」を釧路市のコア鳥取で開いた。200人以上が参加し、手話を通じて市民が交流した。

 イベントは聴覚障害への理解を深めてもらおうと、1977年に「耳の日地域集会」の名称で始まり、今年で40年目を迎えた。同協会の蠣崎日出雄理事長は「おかげさまで手話で話しかけていただく機会も増えてきた。多くの方々に手話を広め、より良い社会にしていきたい」とあいさつした。

 あいさつなど基本的な手話を学ぶ教室や、「レストランでろうあ者が困ること」をテーマにした寸劇のほか、市内の小中高生らが手話コーラスを披露した。「世界に一つだけの花」を手話を交えて歌った釧路明輝高ボランティア部の斉藤理子部長(2年)は「試験期間の合間に練習した。聴覚障害の苦労を思いました」と話した。



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2016/11/21.Mon

文化の森福祉まつり 北条社会福祉センター 12月3日(土)

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2016/11/20.Sun

 ワインと同様、アニメ映画にも「当たり年」があるようだ

 (2016年11月20日配信『日経新聞』ー「春秋」)

 ワインと同様、アニメ映画にも「当たり年」があるようだ。ヒット作「君の名は。」に、聴覚障害者の世界を描いた「聲(こえ)の形」。これに今月公開された「この世界の片隅に」が加わった。上映館では満席や立ち見も多く、若者に交じり高齢の観客たちが涙を流している。

▼太平洋戦争末期の呉と広島が舞台。資料などから町並みを精緻に再現したという。淡い色づかいや、自然と生活のこまやかな描写、ほんわかした会話。だからこそ後半、そうした日常に割って入る暴力や悲劇が際立つ。戦争の悲惨は戦場だけではなく、普通の人から家族、友人、故郷、夢を奪っていく。そのことが伝わる。

▼エンドロールで出資した個人の名がしばし流れる。昨年春、ネットで資金を集めるクラウドファンディングで協力者を募り、原作漫画の読者などが応じた結果、8日間で目標の2000万円を達成した。制作費の一部をまかなっただけでなく潜在的なファンの多さがわかり、残りの資金を調達する呼び水にもなったそうだ。

▼戦争体験者が減り、勇ましいばかりの娯楽作で若い世代が戦争を理解する心配がある。日常という目線で戦争を描く作品の意味は大きい。派手な戦記物に比べ地味になりがちだが、ネットによる資金集めや口コミの広がりが応援団になる。映像文化の今後の道を示したという意味でも、当たり年にふさわしい1本となった。



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2016/11/20.Sun

映画祭;「野火」を聴覚障害者向け字幕上映 「同じ衝撃」伝えた製作の舞台裏

映画祭;「野火」を聴覚障害者向け字幕上映 「同じ衝撃」伝えた製作の舞台裏(2016年11月19日配信『毎日新聞』)

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「野火」上映後のトークイベントの模様。左から東京フィルメックスのディレクター、林加奈子さん、塚本晋也監督=東京都千代田区のアテネ・フランセ文化センターで2016年11月12日

 東京・有楽町で27日まで開催される国際映画祭「第17回東京フィルメックス」。そのプレイベントとして、アテネ・フランセ文化センター(東京都千代田区)で、聴覚障害者向け日本語字幕付き映画「野火」(2014年)の上映会が12日に開かれ、上映後は監督で主演も務めた塚本晋也さんと、東京フィルメックスのディレクター、林加奈子さんによるトークイベントが、手話通訳を交えて行われた。

 「原作があまりにも素晴らしく、いつか映画化したいと思っていました。日本という国が戦争に大きくかじを取り始めている気がして、『そのいつかは今だ』と、お金もないのに撮影をスタートしました」

 作家の大岡昇平さんが自身の経験をもとに、第二次世界大戦におけるフィリピン戦線を描いた同名小説を映画化した「野火」について、塚本監督が語った。「野火」は日本だけでなくベネチア国際映画祭など海外40以上の映画祭でも上映され、第70回毎日映画コンクールで監督賞と男優主演賞を受賞するなど、高い評価を得た作品だ。

 聴覚障害者向け字幕については、映画公開時からその必要性を問われていたものの、予算的な折り合いがつかず断念したという。「第15回東京フィルメックスの開幕作品として日本で初上映されたご縁もあり、今回、映画祭事務局から字幕製作を持ちかけられて、非常にありがたいご提案だと快諾しました」と塚本監督は話す。

誰もが見たい作品こそ字幕を
 これまでも東京フィルメックスでは、相米慎二監督の「夏の庭 The Friends」▽木下恵介監督の「二十四の瞳」▽大島渚(なぎさ)監督の「青春残酷物語」など、聴覚障害者向け字幕の製作と上映を行ってきた。林さんは、「皆が見たい作品じゃないと、字幕を作る意味がありません。自己満足で行うのは単なる偽善。需要と供給のバランスが合うからこそ、この映画を選びました」と言い切る。

 視覚や聴覚に障害のある方も楽しめるように、字幕や音声ガイドをつけて映画を上映する「バリアフリー映画」について林さんは、「その映画で使われている言語が分からない人のために日本語字幕や英語字幕を表示するのも、ある意味、映画のバリアフリー化のためですよね。字幕があったからといって、その映画のセリフを母国語として聞いている人と同じように理解できるわけではありません」と語る。

 「ただ、お互いが少しずつ手を差し伸べたら、わかり合えるチャンスができます。そこで行動せずに諦めたら、何も生まれません。多くの人に映画を好きになってもらいたい。そのために、さまざまな境界線を取り払う必要があります。聴覚障害がある人だけでなく、あらゆる年代の、男性、女性、すべての人に、映画を見てもらうきっかけを作る。それが映画祭の役割だと考えています」

 東京フィルメックスで広報を担当する斉藤陽さんによると、近年、公民館やカフェなど、映画館以外での上映会が増えているという。「今回製作した『野火』の字幕付き上映素材を使って、全国各地で上映会を開催してほしい」と今後の展開に期待する。

海外映画の日本語字幕との違い
 日本で15年に製作された邦画581作品のうち、映画館で、聴覚障害者向けの字幕付きで上映された映画は全体の約11%で、視覚障害者向けの音声ガイド付きで上映された映画は約2%だった。通常の字幕と異なり、聴覚障害者向けの字幕では、誰が何を話しているのかが分かるように「話者名」や、風の音、足音などを説明する「環境音」がかっこ付きで表示される。具体的には、<ハエの羽音><遠くから聞こえる砲声>などが環境音だ。また、劇中に音楽が流れている時は「8分音符」がスクリーンの左下に示される。

 「セリフはそのまま全部字幕に出すのではなく、ちゃんと読み切れる長さに調整します」。そう語るのは今回字幕を製作した、聴覚障害、高齢難聴を持つ方のための字幕製作や、視覚障害の方のための音声ガイド製作などを行う「Palabra(パラブラ)」の山上庄子さんだ。同社の溝渕萌さんは、「当事者の方にご意見をいただいたり、作品によっては、当事者、映画製作者、字幕製作者の三者で話し合ったりして、字幕の質向上に努めています」と語る。「塚本監督が協力的で非常に助かった」と話す山上さんは、塚本監督が思い描いている世界を字幕で壊さないようにすることに注力したそうだ。

同じ衝撃を持って受け止められた

 聴覚障害者向け字幕の製作は初めてだった塚本監督が特にこだわったのは、映像に映っていない物音だ。(主役の)田村が一人草むらの中を歩き、戦場に向かうシーンでは、「周囲で弁当箱のこすれる『カランコロンカラン』という音が鳴っている」と字幕製作者に説明したところ、分かりやすく「周囲で大勢の兵士たちの移動する音」と字幕をつけてくれた。字幕が出たり消えたりする瞬間の重要性を語り、「そのタイミングが絶妙で素晴らしかった」と字幕製作者を絶賛した。

 上映後のトークイベントでは、「以前から見たかった映画でした。実際に見て怖くなりましたが、見て良かったです。ハエが飛んでいるシーンでは、実際に私は聞こえないけれど、手で払いたくなるような、そんな感じがしました」と、聴覚障害を持つ女性が手話を介して発言した。

 塚本監督は「野火」について、「いわゆる“おもしろい”映画ではないものの、衝撃を持って受け止められています。これは今の時代に必要な衝撃だと思います」と語り、今回の上映会について、「本当は、一度音を消して字幕をチェックした方が良かったかもしれませんが、今日は聴覚障害をお持ちの方が上映後、字幕なしで鑑賞されている方と同じ衝撃を感じてくださったようで安心しました」と感想を述べた。



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2016/11/18.Fri

知事定例会見に手話 最短本年度中、三重県が通訳導入へ検討

知事定例会見に手話 最短本年度中、県が通訳導入へ検討(2016年11月18日配信『中日新聞』-「三重版」)

 三重県手話言語条例が今年6月に成立したのを受け、県は、鈴木英敬知事による定例記者会見に手話通訳を導入する方向で検討に乗り出した。知事会見の手話通訳は鳥取、山形両県が導入しているが、実現すれば中部地方の県としては初めて。最短で2016年度中の導入を目指す。

 鈴木知事の定例記者会見は月に2回、県庁で開かれている。県はホームページ(HP)を通じて中継しているほか、2日後に録画した映像をHPと投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。

 導入の検討は鈴木知事が指示。手話を使いやすい環境を整備する県の責務や、県民、事業者の役割を明示した県手話言語条例が17年4四月に施行されるため、知事会見を担当する広聴広報課が「率先垂範」の意味合いで10月から検討に着手した。

 同課は、既に導入済みの鳥取、山形両県と同様、県聴覚障害者協会に手話通訳士の派遣を求める方針。手法に関しては、事前に発表項目などの説明を受けた通訳士が知事と並び立つ同時通訳か、録画した映像に手話通訳の映像を挿入する方法を想定している。

 鳥取県は13年10月から、山形県が16年1月から月4回の知事会見で手話同時通訳を採り入れた。同課によると、鳥取県ではこれまでに通訳の誤りはなく、山形県にも苦情が寄せられたことはないという。経費は、鳥取県が年間約52万円、山形県が約42万円。

 16年度中に導入する場合は、戦略企画部の予備費を活用するなどの手法を模索する。17年度以降であれば、当初予算案か補正予算案への事業費計上を目指す。

三重県手話言語条例➡ここをクリック(タップ)



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2016/11/17.Thu

長野大生も参画 障害者福祉考える討論会 上田で12月17日

長野大生も参画 障害者福祉考える討論会 上田で12月17日(2016年11月17日配信『信濃毎日新聞』)

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長野大の学生も参加し、フォーラムに向けて話し合う実行委員会のメンバー=長野市

 障害者の暮らしについて考える「地域で暮らそうフォーラム2016!」は12月17日、上田市の長野大で開き、初めて同大の学生が運営に関わる。学生は、障害者への相談支援をテーマとした福祉施設職員とのトークセッションにも参加。学生たちはこれからの福祉について率直な意見を交わそうと、多くの参加を呼び掛けている。

 県内の福祉施設の職員らでつくる実行委員会主催によるフォーラムは2005年からほぼ毎年開いており、今回で9回目。若者に福祉の仕事のやりがいや魅力を伝えたいと実行委が初めて同大社会福祉学部に参加を呼び掛けたところ、1〜3年生の4人が集まった。

 14日夜に長野市内で開いた実行委の会合に、学生たちも参加し、当日の役割分担などを確認した。

 トークセッションに参加する3年の飛田秀美さん(23)は自身や家族が精神疾患を抱えたことがあり、苦しむ人を支える側になりたいと精神保健福祉士を志している。「『福祉』と言われてもピンと来ない人も多いと思うし、私自身もどんな職場なのかは何も分からない。本当のことが知りたい」とフォーラムへの参加を決めた。「実習やボランティアでは分からない仕事の内容を学びたい」としている。

 当日は午前10時から、聴覚障害のある子どもを育てている自民党参院議員の今井絵理子氏(比例代表)が「生きるとは…」と題して講演。午後1時から、トークセッションをはじめ、県内事業所の取り組みの紹介などがある。午後3時半からは障害者自身が未来をテーマに話す。

 定員約350人。資料代として一般3千円、学生・障害者千円。申し込み、問い合わせは午前10時から午後5時までに実行委事務局(電話026・225・9010)へ。

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2016/11/17.Thu

2016年 JDF全国フォーラム 権利条約の目指す社会に向けて 市民社会の役割


2016年 JDF全国フォーラム
権利条約の目指す社会に向けて 市民社会の役割
~条約の実施とパラレルレポート~
<権利条約採択十年 障害者差別解消法施行年にあたって>

主催 日本障害フォーラム(JDF)

日時 2016年12月6日(火)10時~16時30分
場所 全社協・灘尾ホール (東京都千代田区霞が関3-3-2)
参加費 1,000円 (介助者等は無料。点字資料、手話通訳、要約筆記、磁気ループあり)

 2016年は障害者権利条約が国連で採択されてから10年にあたる。また、条約の批准に向けて2013年に制定された障害者差別解消法が、今年4月に施行された。さらに本年は、2014年の条約批准から2年が経過したことから、去る6月には第1回政府報告が提出されたところである。権利条約の実施を通じて、国内の施策をさらに推進しつつ、誰もが住みやすい社会を実現していくための新たな段階に入ったと言える。一方、本年は、そのような私たちの取り組みにとって試練となるような、深刻な自然災害や事件も発生した。今市民社会が果たすべき役割は何か。権利条約の実施という観点から、特に市民社会組織が国連に提出する「パラレルレポート」の作成を視野に入れながら、共に協議する。

プログラム

【午前の部】10:00~12:30

 開会挨拶 JDF代表
 来賓挨拶 国会議員、関係省庁等

相模原事件を考えるディスカッション(五十音順)
 石渡和実(東洋英和女学院大学教授/日本障害者協議会副代表)
 尾上浩二(DPI日本会議副議長)
 尾野剛志(津久井やまゆり園 入所者家族)
 依田雍子(神奈川県手をつなぐ育成会会長)
 障害者団体、障害当事者
 コーディネーター 藤井克徳(JDF幹事会議長/日本障害者協議会代表)

イエローリボンのご紹介

【午後の部】13:30~16:30

特別報告
  林陽子(国連・女性差別撤廃委員会委員長/弁護士)

パネルディスカッション「権利条約の目指す社会に向けて」
  大胡田誠(日本盲人会連合参与)
  齊木志郎(富山県厚生部障害福祉課長)
  平野みどり(熊本障害フォーラム/DPI日本会議議長)
  森本美紀(朝日新聞記者)

指定発言 石川准(静岡県立大学教授/障害者政策委員会委員長/国連・障害者権利委員会次期委員)

総括 森祐司(JDF政策委員長/日本身体障害者団体連合会常務理事)

コーディネーター 久松三二(JDF幹事会副議長/全日本ろうあ連盟事務局長)



JDFの目的
JDFは、「アジア太平洋障害者の十年」及びわが国の障害者施策を推進するとともに、 障害のある人の権利を推進することを目的に、障害者団体を中心として設立されました。

JDFの事業
JDFが取り組んでいる事業は主に以下の4つです。 これらの事業を推進する3つの専門委員会を設け、各団体より委員を選任して活動しています。
国連・障害者の権利条約の推進
 「アジア太平洋障害者の十年」の推進及び「アジア太平洋障害フォーラム(APDF)」に関すること
 「障害者基本計画」をはじめとするわが国の障害者施策の推進
 障害者の差別禁止と権利に係る国内法制度の推進

日本障害フォーラムHP➡ここをクリック(タップ)



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2016/11/16.Wed

障がいを越えて 憧れの早大ラグビー蹴球部レギュラー奪取への挑戦

障がいを越えて 憧れの早大ラグビー蹴球部レギュラー奪取への挑戦(2016年11月15日配信『早稲田ウィークリー』)

「名門校で活躍する姿を見せ、障がいをもつ子どもたちにエールを送りたい」

教育学部 1年 岸野 楓(きしの・かえで)

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新人戦(早明戦)後半、フランカーとして出場。同年代の選手のパワーにまだ追いついていないことを痛感させられた印象的な試合

 今年4月に早稲田大学教育学部に入学し、ラグビー蹴球部に入部した岸野楓さんには、生まれたときから重度の難聴があります。小学校2年生のときに、お父さんがコーチをしているクラブチーム(岐阜・各務原ラグビースクール)でラグビーを始め、高校では合同チームでプレー。

 普段の生活では両耳に付けている補聴器も、ラグビーの練習や試合では危険回避のため外すしかありません。そんな岸野さんがラグビー蹴球部に入部したのは、「自分への挑戦」であり「障がいを持つ子どもたちへのエール」と話します。

 創部98年のラグビー蹴球部において、聴覚障がい者の入部はおそらく初めてだとか。入部の夢を果たした岸野さんが、大学ラグビーの試合で感じたこと、レギュラーを取るための課題、そして将来への思いなど、ときどき手話を交えながら自分の言葉で話してくれました。

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2016/11/16.Wed

グランプリ三城千咲 目標は「手話極める」

グランプリ三城千咲 目標は「手話極める」(2016年11月15日配信『日テレ24』)

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 レースクイーンの最高峰を決める「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー 15−16」の授賞式が15日、東京・渋谷で行われた。

 同賞は、自動車レース「SUPER GT」「全日本選手権スーパーフォーミュラ」「スーパー耐久シリーズ」でもっとも活躍したレースクイーンに与えられるタイトルで過去にはタレントの森下千里やモデルの菜々緒などが受賞してきた。

 今回、グランプリを受賞したのは「SUPER GT」のLEXUSチームのレースクイーンとして活躍する三城千咲(みき ちさき)。手話パフォーマーという社会貢献に真剣に取り組む姿が評価された。

 手話を習った経緯について三城は「(東京オリンピック開催が決まった頃)仕事でろうの方に出会ったんです。そのときコミュニケーションがうまく取れなかったことが悔しくて、東京オリンピックに向けて勉強するなら手話を極めたいなと思って」と明かした。

 また得意の手話で「(活動期間の)3年間でモータースポーツが大好きになりました」と笑顔で受賞の感想を伝えた。今後手話を使った活動について「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて手話がもっともっと広がるとうれしいと思っていまして、自分自身も手話の通訳やタレントだったり活動の幅を広げたい」と意気込みを強く語った。




“美乳女神”三城千咲、抜群のスタイルが映えるゴールドビキニ姿を披露 手話で「I love you」(2016年11月15日配信『サンケイスポーツ』)

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 女優の吉岡美穂(36)、菜々緒(28)らを輩出した「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー 15-16」にモデルの三城千咲(みき・ちさき、26)が選ばれ、15日、東京都内で行われた発表会に出席した。

 レースクイーンとしての活動は3年目。“美乳女神”と呼ばれる1メートル66、B85W58H87のEカップボディーをゴールドビキニに包んで登場し、1年半前から始めた手話で「I love you」と喜びを表現した。

 目標は、手話をいかして2020年東京五輪・パラリンピックに関わること。「もっと手話が広がってほしい。私がグラビアやモデルなどで頑張れば可能になると思う。テレビでも手話を発信していけたら」と芸能人としての成功と社会貢献を誓った。

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2016/11/14.Mon

知英(ジヨン)、大好きな「ドクターX」で米倉涼子と初共演!手話初披露

知英(ジヨン)、大好きな「ドクターX」で米倉涼子と初共演!手話初披露(2016年11月14日配信『ザ・テレビジョン』)

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 韓国の女性アイドルグループ「KARA」出身の知英が「ドクターX~外科医・大門未知子~」の11月24日放送の第7話にゲスト出演。米倉と知英という、美し過ぎる女優2人が初共演を果たす。

 知英は人のために。尊敬する世界から注目される耳が聴こえないピアニスト・七尾貴志(武田真治)のアシスタントを務め、献身的に尽くす美しき女性を演じる。知英自身、猛特訓したという手話を劇中で披露する。知英演じるは、高校生の時に患ったおたふくかぜが原因で、左耳だけ聴こえない七瀬由香。

 由香は、七尾の演奏に勇気をもらったことがキッカケで、手話を猛勉強し、今では彼のアシスタントを務めている。

 そんな中、由香は敬愛する七尾の耳の完治を願い、天才フリーランス外科医・未知子(米倉)に“七尾の未来”を託すのだが…。

 “片方の耳が聴こえない女性”という難しい役どころに挑む知英は、この役のために手話も習得し、劇中で初披露。美しい指先をしなやかに操りながら、静かなる言葉を紡ぎ出す。

 もちろん米倉との“美の共演”シーンも必見。患者の命を救うためにまい進する未知子に、尊敬する人のためにまい進する由香と、立場は違えど優しい心根がその芯にはあり、それぞれが新鮮な芝居合戦を繰り広げる。

 また、物語が進むにつれ、未知子が由香の行動に違和感を覚えるなど、先の読めない展開も。息もつかせぬストーリー展開の中、知英が吹き込む新風はどんな化学反応を生み出すのか!? 

 “米倉×知英の初共演”が「ドクターX」にかつてない嵐を巻き起こしてくれそうだ。そんな2人に「ドラマを見て」と言われたら、日本中の視聴者が「御意!」と言ってしまうのでは?

【知英コメント】

 韓国にいた時から大好きなドラマだったので、自分があのドクターXに出るんだ!と今も夢のようです。米倉さん演じる大門未知子先生は私の憧れの女性像。そんな大門先生を前に私も登場人物として物語に参加できたことは女優冥利(みょうり)に尽きます。

 今回、手話を初めて勉強したのですが、耳が聴こえない人に手や表情でメッセージを伝えることの大変さを学びました。演技と共に手話も一生懸命に取り組みましたので見ていただけたらうれしいです。

 そして大門先生と、とある勝負に挑みました。そちらも楽しみにしていて下さい。


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ドクターX~外科医・大門未知子~HP➡ここをクリック(タップ)



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2016/11/14.Mon

少年の主張全国大会 佳子さまも出席

少年の主張全国大会 佳子さまも出席(2016年11月13日配信『NHKニュース』&『産経新聞』&『時事通信』&『共同通信』ほか)

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 中学生が身近な体験を通じて意見を述べる「少年の主張全国大会」が、秋篠宮ご夫妻の次女の佳子さまも出席されて、13日東京で開かれた。

 佳子さまは、2014年から、毎年、お1人で、このイベントに出席。自身も手話を学び高校生による手話パフォーマンスの全国大会などで手話を披露している佳子さまは、選ばれた12人が思いを訴えに耳を傾けて拍手を送った。

ことしで38回目を迎える「少年の主張全国大会」は、東京・渋谷区で佳子さまも出席されて開かれました。会場では、応募した55万5000人余りの中から選ばれた全国の5ブロック・12人の中学生が、みずからの思いや意見を発表した。

 ことしは、福祉や障害者との関わりをテーマにした主張が多く見られ、関東・甲信越静代表の新潟県五泉(ごせん)市立五泉北中学1年の高橋心太郎さん(タイトル;「みんなが幸福な社会を」)は、耳が不自由な祖父母に育てられた経験から「障害を特別視しないで互いに認め合うことが必要だ」と手話を交えて述べた。

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 最優秀の内閣総理大臣賞に選ばれた中部・近畿代表の岐阜県関市の中学3年生の(3・11で福島から家族ともども逃れた)大見夏鈴(おおみ かりん)さん(タイトル;「障がいは個性」)も、「両耳が聞こえないが、相手の顔に向き合って意識を集中する手話が自分は好きだ。自分の聴覚障害を個性と考え相手とのコミュニケーションを大切にしている。障害の有無にかかわらず、多くの人と手話で話したい」と訴えた。

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 文部科学大臣賞は中国・四国代表の広島市立二葉中学2年の牟田悠一郎さん(タイトル;「戦争を知ること」)、国立青少年教育振興機構理事長賞は中部・近畿代表の四日市市立羽津(はず)中学3年の中前純奈(なかまえ じゅんな)さん、審査委員長賞は高橋心太郎さんに決まった。

 漫画家の松本零士審査委員長から審査委員長賞を受け取った高橋さん(12)には「手話をしながら発表してすごいですね」と声を掛けた。

 発表後は、中学生と懇談。大見夏鈴さんは、佳子さまから「助産師になりたいきっかけは何ですか」「頑張ってください」などと声をかけられたという。文部科学大臣賞に選ばれた広島市立二葉中学校2年、牟田悠一郎君は「広島ではどんな活動をしているんですか」「発表中はどんな気持ちでしたか」と尋ねられたといい、「ほんの少ししゃべっただけなのに緊張した。うれしかったです。優しそうな方だなと思いました」と話した。

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「いちがさけた」(2013年3月19日配信『中国新聞』-「天風録」) 

「とっぴんぱらり」とか「昔こっぷりドジョウの目」だとか。民話の語り手は決まり文句で終止符を打つ。福島弁では「いちがさけた」が定番らしい。一期(いちご)が栄えた、つまりハッピーエンドの生涯だった、という意味
▲倉敷市内でおととい演じられた市民ミュージカルの一幕に、そのいわれが出てきた。すきま風吹く家族の糸や地縁を紡ぎ直していく舞台に、原発事故で倉敷に身を寄せた夫婦が絡む。風のような旅人と土着の人とが溶け合う「風土」の物語とも受け取れた
▲役のモデルらしい避難者が観劇パンフに手記を寄せている。職を失い、新築間もない家を後にしたやるせなさ。何も変わらぬ東京のありさまにがくぜんとしたという。再稼働にはやる足音はどう聞こえていることか
▲「どうか、私たちの未来を残してください」。大団円で2分近い、少女のせりふに客席は静まり返った。福島から倉敷へ家族ともども逃れた小6の大見夏鈴(かりん)さん。今も震え続ける心と響き合う、せりふ以上の言葉だったに違いない
▲夏鈴さんの一家は今、広島県の賀茂台地にいる。風景も人柄も穏やかなところが良いそうだ。つらい体験を「いちがさけた」と昔語りにできる日よ、いつか。




広報Y.T
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2016/11/13.Sun

第19回北九州市手話フェスティバル

 12月3日〜12月9日までの「障害者週間」にちなみ、啓蒙・啓発活動の一環として、市民と聴覚障害者との交流を深めるイベントを開催される。

 複数の病気を患う母を11年間介護してきた女優でタレントの大沢逸美さん(50)の「母の介護に携わって~今後の福祉に望むこと」と題する講演(90分)や、聴覚障害者と健常者が一緒に演じる手話寸劇(「手話でGO!」~聴覚障害者に合理的配慮とは?~。30分)が行われる。

障害者基本法第9条
① 国民の間に広く基本原則に関する関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加することを促進するため、障害者週間を設ける。
② 障害者週間は、12月3日から12月9日までの1週間とする。
③ 国及び地方公共団体は、障害者の自立及び社会参加の支援等に関する活動を行う民間の団体等と相互に緊密な連携協力を図りながら、障害者週間の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めなければならない。

日時;12月4日(日)13:30〜16:30(開場13:00)
会場;北九州芸術劇場大ホール(小倉北区室町1-1-1-11)
連絡先;(特非)北九州市聴覚障害者協会事務局 TEL 093-881-0114
料金;大人2,000円(当日2,500円)、小人(高校生まで)1,500円(当日1,800円)、親子(大人・小学生各1人)3,000円(当日3,500円)

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2016/11/13.Sun

鳥取地震;手話甲子園、支援の輪 出場校から義援金など

鳥取地震;手話甲子園、支援の輪 出場校から義援金など(2016年11月12日配信『毎日新聞』-「鳥取版」) 

 倉吉市で9月に開かれた「第3回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」の出場校から、先月21日の地震で被災した人たちへ義援金や応援の声が届いた。「鳥取県に恩返しがしたい」「一日も早く元通りに」。大会が縁で生徒らが起こしてくれた行動に、関係者は感謝している。

 2014年の第1回大会から参加する石川県立田鶴浜高校(同県七尾市)手話部の垣越咲良さん(3年)は、会場の倉吉未来中心が被害を受けたとニュースで知りショックを受けた。「自分たちにできることをしよう」と、ほかの部にも声を掛け、先月26日から募金活動を開始。同月末までに集まった3万円あまりを鳥取県に贈った。垣越さんは「鳥取の力になりたい」と話した。

 また、県庁には同月末、激励の言葉がびっしりと書かれた色紙が届いた。大会に今回初めて参加した東京都立中央ろう学校(東京都杉並区)の生徒9人が、復興を願う思いを寄せたものだ。同校の内田佳樹教諭は「生徒は一生懸命書いていました」と振り返った。

 大会の事務局を務めた県障がい福祉課の安永孝文係長は「大会が縁で生まれた、うれしい話。ぜひ被災者の力につながればいい」と喜ぶ。田鶴浜高の義援金は県中部聴覚障がい者センターに贈られ、中央ろう学校の寄せ書きもセンターでの展示が検討されている。



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