2016/10/31.Mon

シン・ゴジラに日本語字幕 「聴覚障害者も迫力感じて」 アースシネマズ姫路、11月1日から

シン・ゴジラに日本語字幕 「聴覚障害者も迫力感じて」 アースシネマズ姫路、11月から (2016年10月28日配信『毎日新聞』-「兵庫版」)

 姫路市駅前町の「アースシネマズ姫路」では11月1日から、大ヒットした映画「シン・ゴジラ」を日本語字幕付きで上映する。同館によると、シーンとリンクして座席が上下左右に揺れたり、風やミスト、香りが出る「4DX版」と邦画の字幕付きとの組み合わせは全国初という。「聴覚障害者の方も『シン・ゴジラ』の迫力を全身で体感してほしい」と話している。10日まで。

 日本語字幕は海外の映画には付けられるが、今回は日本語のセリフが字幕となって表示される。4DX料金を合わせて、一般の人は2800円で入場でき、障害者は2000円となる。付き添いは2名まで障害者と同じ料金で見られる。

s-キャプチャ

 4DX「体感型(4D)」とは、3Dのその先を演出する為の最新劇場上映システム
 4DXモーションシートが作品中のシーンと完璧にリンクし、前後左右上下へ稼働。
 光・風・水(ミスト)・香り・煙・雨など人間の五感を刺激し、まるで映画の中に入るように深くストーリーに触れ合うことが出来る。
 臨場感溢れる「映画の感動とともに体験する素晴らしさ」を体感できるい。




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2016/10/29.Sat

2016年11月学習会・行事予定

s-予定

s-いおん



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学習会・行事予定
2016/10/29.Sat

はばタンと学ぼう;手話言語条例 分かり合えるまちに

はばタンと学ぼう;手話言語条例 分かり合えるまちに(2016年10月29日配信『毎日新聞』-「兵庫版」)

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耳が聞こえず声で話せない明石市議(手前)と手話で施策の話し合いをする手話通訳士の職員(中央)と担当職員=兵庫県明石市役所で

 人と人が声を出して耳で聞く音声で会話を交わすように、手話(しゅわ)は手や腕の動き、顔の表情などを、お互いが目で見て会話をします。手話は耳が聞こえない「ろう者」にとっては会話、コミュニケーションのための言葉です。

 このような手話を音声同様に、意思疎通(いしそつう)のための言語として普及を目指す「手話言語条例(じょうれい)」を持つ自治体が県内でも増えています。

 現在、神戸・明石・三木・小野・加西・篠山・丹波・淡路・宍粟・加東・多可の11市町(全日本ろうあ連盟まとめ)が手話言語条例を制定し、他にも制定の動きがあります。

 全国的には「手話言語法」などの制定を求めて今年6月、各地の市長らがメンバーとなって「全国手話言語市区長会」という組織を作り、事務局を明石市役所に置いています。

 明石市の障害者施策の担当職員や手話通訳士の職員は、手話言語条例は「人と人が分かり合うための心がけを掲げている」と話します。明石市の「手話言語・障害者コミュニケーション条例」は目的を「障害のある人もない人も分け隔てられることなく理解しあい、お互いに一人ひとりの尊厳(そんげん)を大切にして安心して暮らすことができる地域社会を実現する」としています。

 行政の施策やサービスを市民の誰にでも届けるには意思疎通を図って、伝えあわなければなりません。担当職員は「行政の役割を果たすため、私たちも手話を必要としています」と話し、明石市は手話通訳士の職員採用、職員の手話研修、小学校の手話教室などに取り組んでいます。そして「どういうまち、社会を目指すのか、条例はまちづくりの取り決めとも言えます」と話します。



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2016/10/28.Fri

第一生命とキヤノンMJがチャット相談サービス導入、大手生保で初めて

第一生命とキヤノンMJがチャット相談サービス導入、大手生保で初めて(2016年10月27日配信『徳島新聞』)  

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「Salesforce Service Cloud」を活用し、サポートが必要なお客さまをポップアップ画面で誘導

 第一生命とキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)はこのほど、ウェブサイト上でチャット形式により顧客とコミュニケーションを取れる「リアルタイムチャットサービス」を構築した。同サービスは、第一生命ホームページに導入し、11月1日からコンタクトセンターで本格的に受け付けを開始する。両社によれば、同サービスの導入は大手生保会社で初めてとなる。

 第一生命コンタクトセンターでは、多岐にわたる商品や加入手続きに関する問い合わせを受けるため、一般的な問い合わせには平均9分程度の時間を要している。同サービスでは、「チャットで相談する」ボタンをクリックすると、即時にオペレーターとの会話がスタートするため、顧客は電話をかける手間がなくスムーズに問い合わせが可能になり、問い合わせ中に他の作業もできるようになる。今後、同サービスは、加入商品に関する手続きページなどにも展開し、より多くの問い合わせにチャット形式で応対できるようにする予定だという。

 さらに、ICT技術の進化やスマートフォンの普及に伴い、移動中や空き時間でメールやインターネットを利用できる環境が整ってきていることから、チャット形式の応対サービスを採用することで、通勤時間などを活用してスマートフォンなどから気軽に問い合わせができるようにする。特に、スマートフォンの保有率が8割を超える20~40代での利用ニーズが高いと見込んでいる。

 また、聴覚障がい者は、主にメールでの問い合わせを利用しているが、タイムラグが生じて即時にコミュニケーションをとることが難しいという課題があった。チャット形式によるコミュニケーションを導入することで、聴覚障がい者にもリアルタイムで問い合わせに対応できるようになる。

 同サービスはコンタクトセンター側にもメリットがあり、応対履歴をテキスト形式で蓄積できるため、過去のやり取りの分析結果を基に、問い合わせに応じた適切な回答をオペレーターに提示するなど、品質の高いサービスを安定的に提供できる仕組みづくりが可能となる他、1人のオペレーターにつき、同時に最大5人の応対が可能となることで、同時並行で問い合わせに対応できるので、生産性が上がるとみている。

 また、資料請求ページに同サービスを導入することで、保険の加入を検討している顧客を、オペレーターがリアルタイムでサポートすることができるようになる。顧客にとっても即座に疑問の解決につながり、ウェブページからの資料請求数の向上などが見込める。一方、キヤノンMJはカスタマーセンターを中心に同サービスを展開し、今後はさまざまなコンタクトチャネルの顧客情報や履歴をSFA(営業支援)やCRM(顧客管理)と連携してONEtoONEマーケティングを実現するデジタルマーケティングソリューションを展開していくとしている。

生命
チャット開始のポップアップイメージ

詳細は➡ここをクリック(タップ)



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2016/10/27.Thu

バースデーカード 日本語字幕付上映スケジュール

バースデーカード 日本語字幕付上映スケジュール

バースデー

10月22日全国劇場公開 上映時間 123分

広島バルト11(イオンモール広島府中)
10/29(土)~30(日)日本語字幕付上映
TEⅬ 082-561-0600  
FAX 082-561-0605

 橋本愛と宮崎あおいが母娘役で初共演し、亡き母から毎年届く誕生日カードに励まされながら人生を歩んでいく少女の成長を描いた人間ドラマ。

 両親や弟と暮らす内気な少女・紀子は、優しくて明るい母・芳恵のことが大好きだった。

 しかし紀子が10歳のある日、芳恵は病気でこの世を去ってしまう。自分の死期を悟った芳恵は、子どもたちが20歳になるまで毎年バースデーカードを贈る約束をしていた。その約束どおり、紀子たちのもとには毎年、母からの手紙が届くように。

 そして20歳を迎えた最後の手紙には、紀子が10年前に母に投げかけた質問への答えが記されていた。

 監督・脚本は「キトキト!」「旅立ちの島唄 十五の春」の吉田康弘。

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2016/10/27.Thu

『デスノート Light up the NEW world』-日本語字幕版上映スケジュール

『デスノート Light up the NEW world』-日本語字幕版上映スケジュール

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10月29日(土)全国公開 上映時間135分

※下記劇場で11月13(日)・14(月)日本語字幕版上映あり
札幌シネマフロンティア 011-209-5400
新宿ピカデリー 03-5367-1144
名古屋ミッドランドスクエア シネマ 052-527-8808
大阪ステーションシティシネマ 06-6346-3215
ユナイテッド・シネマキャナルシティ13 0570-783-550

 人気コミックを実写映画化した大ヒット作「デスノート」シリーズの続編。前作から10年後、サイバーテロが頻発する超高度情報化社会を背景に、6冊のデスノートを巡って繰り広げられる新たなバトルを描き出す。

 名前を書かれた人間は必ず死亡する「デスノート」によって凶悪犯たちを次々と死に追いやった「キラ」こと夜神月と、世界的名探偵「L」の壮絶な頭脳戦から10年。死神が人間界に再びデスノートをばらまき、世界中が大混乱に陥った。かつて夜神総一郎が立ち上げたデスノート対策本部では、キラ事件に精通した三島をはじめとする特別チームの捜査官たちが、真相を解明するべく奔走していた。

 やがて「Lの正統な後継者」である私立探偵・竜崎が捜査に参加し、人間界に6冊のデスノートが存在していることを突きとめる。キャストには東出昌大、池松壮亮、菅田将暉ら若手実力派が集結。「GANTZ」「図書館戦争」の佐藤信介がメガホンをとる。

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2016/10/27.Thu

バリアフリー絵本;23カ国の72冊展示 手話や絵文字のある布製 京丹後・久美浜

バリアフリー絵本;23カ国の72冊展示 手話や絵文字のある布製 京丹後・久美浜高(2016年10月26日配信『毎日新聞』-「京都版」) 

 「世界のバリアフリー・布の絵本展」が25日、京丹後市の府立久美浜高で始まった。目の不自由な人や筋力が衰えた人たちのために触れることができる絵本など世界23カ国の計72冊を展示した。同高生徒だけでなく、一般にも開放し、誰でも手に取ることができる。障害の有無にかかわらず絵本の世界を楽しむことができる企画だ。

 国際児童図書評議会障害児図書資料センターが2013年に選定した手話や絵文字がある絵本を展示した。また、「よこはま布絵本グループ」が制作した「数を数える布絵本」なども展示した。

 この中で、自閉症の特性を紹介し、言葉でなく、指さしで人とコミュニケーションを促す絵本のコーナーも設けた。学校図書館司書の伊達深雪さん(39)は自閉症についての理解をさらに深めてもらおうと、絵本の横に久美浜高に届いた手紙のコピーを置いた。

 手紙は「久美浜高校に通う生徒のみなさんへ 自閉症という発達障害を知っていますか?」で始まる。21歳の息子を持つ母親からのメッセージだ。

 息子は重度の知的障害があるため、言葉の理解はできない。久美浜町のかがやきの杜の作業所に通うために列車を利用していると記している。列車通勤は親子で何カ月もかけて一緒に練習したという。

 そして、「人と交わり、想像して動くことが苦手で、話しかけられても意味がわからないため本人に声かけが必要な時にはメモなどにひらがなで簡単に書いて見せて伝えます。耳からの情報より目からの視覚的理解の方がわかりやすい」とつづっている。

 最後に、「障害者差別解消法」が施行されたことを紹介し、「自分の人生で誰もが抱える可能性のある『障がい』のこと、懸命に生きている障がいのある私の息子のことを決してばかにせず、知ろうとする努力をしてください。母親である私のメッセージがみなさんの人生の中で『気づき』となり、いつか『励まし』や『勇気』になることを祈って」と結んでいる。

 また、同高卒業の女性から「孫のために作った布絵本や布おもちゃ」が計10点匿名で寄贈された。動物を使って数を数える工夫がされるなど愛情あふれる作品で、一緒に展示した。

 伊達さんは「今の高校生が大人になり、子どもを持つ親となった時にあんな絵本展があったなと思い出してくれたらうれしい。障害があろうとなかろうとお互いを理解し合える関係、社会を築きたい」と話した。

 同展は11月2日までの月~金曜、11月8~10日に開催(午前9時~午後5時)。入場無料。

府立久美浜高HP記事詳細➡ここをクリック(タップ)



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2016/10/25.Tue

高知市手話言語条例が施行3カ月 「手話は言語」浸透なるか

高知市手話言語条例が施行3カ月 「手話は言語」浸透なるか(2016年10月24日配信『高知新聞』)

高知
高知市職員向け研修で手話を学ぶ参加者ら(高知市鷹匠町2丁目の市たかじょう庁舎)

 手や指の動き、表情で意思や物事を視覚的に表す「手話」。長らく言語としては扱われなかった手話を、言語と明記した高知市手話言語条例が施行3カ月がたった。耳の聞こえない人と聞こえる人の相互理解は進むのか。

 「中学生のころ、人前で手話を使って笑われた。それ以来、隠れるように手話をしてきた」

 10月中旬、高知市越前町2丁目の高知県聴覚障害者協会。60代の女性は手話でそう語った。幼い頃の注射が原因で耳が聞こえなくなった女性は、差別されてきた過去も明かした。

 小学2、3年生のころ。学校の帰り道で、同じ年頃の男児に石を投げ付けられた。声は聞こえないが、口の動きで何を言われたのか分かったという。

 「近くに来るな! うつる」。男児の顔は思い出せない。が、その口元の動きは今も記憶から消えない。

 結婚し、3人の子宝に恵まれると、今度は子どもたちがいじめに遭った。

 「息子が保育園から泣きながら帰ってきた。理由を聞いても言わない。後になって、他の子に『おまえのお母さんは外国人か。声が変や』と言われたと知りました」

 周囲の無理解。心ない言葉。腹が立っても、悲しくても、それを伝えることができない。「陰に隠れるように手話をやってきた」という女性は「条例ができてうれしい」と何度も繰り返した。

    ■  ■

 高知市手話言語条例は4月1日に公布、7月1日に施行された。条文は全10条で、手話を「独自の言語体系を有する文化的所産」と明記している。

 耳の聞こえない人には手話で意思疎通する権利があるとし、「市民一人一人がお互いを理解し、人格と個性を尊重し合い、心豊かに共生する地域社会を実現すること」を基本理念に掲げている。

 その上で高知市には「責務」、市民と事業者には「役割」があると明記。高知市は手話への理解を推進し、手話の環境整備に必要な施策を講じ、必要な財政措置を講じる▽市民は高知市の施策に協力するよう努める▽事業者は耳の聞こえない人が利用しやすいサービスを提供するよう努める―などと定めている。

 高知市障がい福祉課によると、手話は長らく言語として認められてこなかった。流れが変わったのは2006年12月。国連総会が手話を言語に含める障害者権利条約を採択。日本でも障害者基本法が改正され、手話は言語に位置付けられた。

 全国で条例制定の動きが出る中、高知市も2015年4月から庁内で検討を開始。条例案は2016年3月に市議会で可決された。四国内では、徳島県三好市に次ぐ2番目だった。

    ■  ■

 10月中旬の夜、高知市役所たかじょう庁舎の一室で、市職員対象の手話研修が行われていた。

 「3番窓口へ行ってください」

 「この本は、税込み2450円です」

 集まった約10人は、ホワイトボードに張られた例文を見つめ、首を時折かしげ、手を動かしていた。高知県聴覚障害者協会から派遣された講師が手の動きを教え、手話通訳者が音声で説明する。

 「表情は豊かに」。ユーモアを交えた講師の説明に参加者は笑顔を見せ、ある男性職員(38)は「思っていたより難しいが、学んでみると楽しい。自分が思っていることを相手に伝える、表現力が豊かになりました」。

 職員研修は自由参加で全10回(1回2時間)。これまでも年に1度開いていたが、条例制定を機に2度に増やしたという。

 高知市は制定後、これとは別に1回3時間半の職員研修も始めた。6月に1度開いたが、以降は参加希望者が定員の30人に達せず、「延期」状態が続いているという。

 このほか、条例をPRするパンフレットを千部作成。町内会など地域の団体を対象にした市民向けの出前講座も企画したが、応募はなく、まだ1回しか開いていない。

    ■  ■

 施行から3カ月。条例の認知度や浸透具合はいまひとつだが、そもそも手話は習得に時間がかかり、出前講座を受講したぐらいでは十分に身に付くものではない。

 高知市役所の窓口で中途半端な手話を使えば、意思疎通を誤る恐れすらある。条例が掲げる理念は素晴らしいが、結局は「看板倒れ」にならないか―。

 「確かに時間はかかるが、条例ができた意味は大きい」。高知市健康福祉部の村岡晃部長はそう強調し、「当面はできることから始めたい。手話や聴覚障害者に対する市民の理解が深まるよう、粘り強く取り組んでいきたい」と話す。

 高知県聴覚障害者協会の竹島春美会長も、条例施行で一足飛びに状況が改善するとは考えていない。高知市に対し、聴覚障害者が働いている事業所への啓発を急ぐよう求め、市民にはこう呼び掛けている。

 「手話ができなくてもいい。まずは私たちとコミュニケーションすることから始めてほしい。耳が聞こえないということを特別視せず、遠慮なく触れ合えるようになりたい」

高知市手話言語条例➡ここをクリック(タップ)



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2016/10/25.Tue

『永い言い訳』-日本語字幕版上映スケジュール

『永い言い訳』-日本語字幕版上映スケジュール

10月14日公開(愛媛は、11月26日〈土〉公開)

日本語字幕上映
広島バルト11
10月30日~10月31日(2日間)

s-永い言い訳


 本木雅弘×西川美和 16ミリフィルムに焼き付けた喪失と再生の物語 上映時間 124分 RG-12指定(12歳未満〈小学生以下〉の鑑賞には不適切な表現が含まれるものには、成人保護者の同伴が適当)

 妻が死んで、一滴も涙を流せない男の、ラブストーリー。

 出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里

 原作・脚本・監督:西川美和

 『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が、第153回直木賞候補作にもなった自著を自身の監督、脚本により映画化。

 人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)は、突然のバス事故により、長年連れ添った妻(深津絵里)を失うが、妻の間にはすでに愛情と呼べるようなものは存在せず、妻を亡くして悲しみにくれる夫を演じることしかできなかった。

 そんなある時、幸夫は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会う。幸夫と同じように妻を亡くしたトラック運転手の大宮(竹原ピストル)は、幼い2人の子どもを遺して旅立った妻(堀内敬子)の死に憔悴していた。

 その様子を目にした幸夫は、大宮家へ通い、兄妹の面倒を見ることを申し出る。なぜそのようなことを口にしたのか、その理由は幸夫自身にもよくわかっていなかったが……。

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公式HP➡ここをクリック(タップ)

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2016/10/24.Mon

芸術でも障害者が輝ける場所を 29日まで千代田区で絵画展

芸術でも障害者が輝ける場所を 29日まで千代田区で絵画展(2016年10月24日配信『東京新聞』)

 障害者の可能性をアートにも-。手の不自由なアーティストが描いた絵画約60点を展示する「口と足で描いた絵」が23日、東京交通会館(東京都千代田区)で始まった。折しも国会では、障害者の芸術活動を支援する「障害者文化芸術推進法」の制定に向けた動きが本格化している。

 関係者らは、2020年東京五輪・パラリンピックを機に芸術の分野でも障害者の活動の幅が広がることを期待する。 

 プロの画家の古小路(こしょうじ)浩典さん(53)が口にくわえた筆を操ると、キャンバスに、縄跳びで遊ぶクマが浮かんだ。

 初日の会場での実演を終え、古小路さんは「細かいところは筆が揺れないよう、呼吸を止めながら描く。首と肩に痛みも出るが夢中になると気にならない。完成時の充実感は大きい」。

キャプチャ
会場で古小路さんが口を使って描いた絵=23日、東京都千代田区で

 中学生の時、体操中に頭から落下し、頸椎(けいつい)を損傷。肩から下がまひした。その後、美術館などを訪れるうちに絵画に興味を持ち、画家を志望。家の近くに大学があり、美術館通いや旅行では学生ボランティアに助けてもらえたという。ただ「障害者の文化的な活動をサポートする人は少ない。親などがそうした活動を支えるのは負担が大きい」と話す。

 絵画展を主催した「口と足で描く芸術家協会」は年数回、展示会を開いているが、会場費などの負担があり、発表の場をつくるのも簡単ではないという。

 こうした課題の解消を目指すのが、国や地方自治体に障害者の芸術活動支援を促す「障害者文化芸術推進法」だ。
 古小路さんは「障害者の可能性を広げるため、芸術などに触れる教育やプログラムの充実を」と法案を歓迎した上で、「障害者と一緒に具体的な内容を詰めてほしい。そうでないと、せっかく仕組みを作ったのに使えないということにもなる」と訴える。
 ◇ 
 「口と足で描いた絵」は29日まで、午前10時~午後7時。会場は東京交通会館地下1階「ゴールドサロン」。絵画の関連商品も販売。問い合わせは「口と足で描く芸術家協会」=電03(3267)2881。

◆支援へ法律制定の動き
 身体、知的、精神に障害がある人の芸術活動は、絵画や彫刻のほか、コンピューターグラフィックス、音楽や演劇など多彩だ。

 著名人では詩人・画家として知られる星野富弘さんらがいるが、プロとして生計を立てるのは厳しく、「口と足で描く芸術家協会」でも5人ほど。支援団体の「障がい者自立推進機構」のサイトにはアーティストが約240人登録されているが、作業所で別の仕事をしながら創作活動を続ける人もいるという。

 「障害者文化芸術推進法」は、超党派の議員連盟が21日に法案内容をまとめ、開会中の臨時国会での提出を目指す。法案は国や地方自治体に対し、障害者の芸術鑑賞機会の拡大、発表の場の確保、優れた作品の発掘・販売の支援や人材育成などを求めている。

 厚生労働省の担当者は「自治体の努力が求められてくるので、地域での動きが活発化するのではないか」と話す。



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2016/10/23.Sun

政見放送に手話通訳を 参院選挙区で聴覚障害者ら 候補者の主張、もっと知りたい

信州・取材前線;政見放送に手話通訳を 参院選挙区で聴覚障害者ら 候補者の主張、もっと知りたい(2016年10月23日配信『毎日新聞』-「長野版」) 

 選挙の立候補者の主張をテレビで放送する政見放送について、参院選選挙区で手話通訳を付けることが認められていないことに対し、聴覚障害者から疑問の声が上がっている。衆院選小選挙区では認められており、障害者らは制度の改正を求めてきたが、今夏の参院選でも実現されなかった。県内には約8100人の聴覚障害者がおり、関係者は今も「参政権が保障されていないのと同じ」と改正を求め続けている。

衆院はOKなのに…
 参院選の投票日を3日後に控えた7月7日午後8時半ごろ、長野市の公民館に聴覚障害者ら十数人が集まり、録画された政見放送を見ていた。映像には長野選挙区の候補者が主張を訴える様子が映っていたが、画面上に手話通訳はなく、テレビの隣に手話通訳士が立ち手話で参加者に候補者の発言を訳す。

 候補者の訴えを知ろうと長野市聴覚障害者協会が参院選の度に開いている集まりで、協会が手話通訳士を呼んだ。候補者の街頭演説では手話通訳がほとんどなく、聴覚障害者にとって政見放送は候補者の訴える姿を見る貴重な機会。聴覚障害を持つ野村安登会長(66)は「年金など関心が高い争点が多い。投票のためにもっと簡単に見られるよう放送に通訳を付けてもらいたい」と語る。

 政見放送の収録方法は公職選挙法や同法の実施規程で定められている。衆院選小選挙区では、放送局で収録する「スタジオ録画方式」(手話通訳の挿入不可)と政党が収録し放送局に持ち込む「持ち込み方式」(同可)が認められている。

 参院選挙区では持ち込み方式は認められておらず、スタジオ方式のみ可能。小選挙区制は政党本位の政治を実現しようと導入されたため、無所属候補は政見放送をできない一方、政党は独自の判断で手話通訳を付け収録できる。総務省によると、手話通訳士が少ない地域では全ての政見放送に手話通訳を付けられず、地域間で不公平が生じるため、参院選挙区では手話通訳が認められていない。

 都道府県ごとに独自に支援する動きもある。宮崎県では、県選管が同県聴覚障害者協会に助成金を出し、協会が政見放送に手話通訳を付けた映像を制作している。長野県選管は今夏の参院選で、聴覚障害者に関係する29団体に政見放送の映像を送付。手話通訳は付いていないが、集会などで活用してもらうためだ。

 ただ、聴覚障害者は全都道府県での手話通訳導入を求めている。以前から問題として指摘されており、参院政治倫理・選挙制度特別委員会は今年の参院選前、持ち込み方式の導入について議論したが、導入に至らなかった。

 手話通訳には政治の専門用語など高度な知識が必要な分、通訳士の成り手が少ない現状もある。全日本ろうあ連盟の小椋武夫理事(64)は「通訳士を増やすため国の支援が必要。ただ、現状でも通訳士が少ない地域と多い地域で補完し合えば全ての政見放送に手話通訳を付けられる。聴覚障害者は参政権がない状態なので、次回に間に合うよう制度改正を国に求めていく」と語る。

字幕もダメ 中途失聴者ら必要性を訴え
 参院選挙区の政見放送については、衆院選小選挙区と違い字幕を入れることも認められていない。年齢を重ねた後に耳が聞こえなくなった中途失聴・難聴者は手話を理解できない人も多く、字幕の必要性を訴える。

 40代で耳がほとんど聞こえなくなった諏訪市の浜富美子さん(77)は、手話で単語を表現できるが、手話での会話はほとんどできない。今夏の参院選の告示前、松本市であった長野選挙区の立候補予定者の討論会では、発言内容を文字化しプロジェクターに映し出す要約筆記の導入を行政に要望し、実現した。

 総務省によると、字幕が参院選挙区で付けられないのは放送局で字幕を付ける態勢が整っていないため。政見放送の字幕は間違いが許されず、校閲作業などに人員や機材が必要になるが、現状の放送局の態勢では難しいという。浜さんは「このままでは選挙に関心を失う中途失聴・難聴者が増えてしまう」と改善を求めている。



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2016/10/23.Sun

映画「ひだまりが聴こえる」 キャスト決定

映画「ひだまりが聴こえる」 キャスト決定(2016年10月22日配信『コミックナタリー』)

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 文乃ゆきのBL(ボーイズラブ=日本における男性(少年)同士の同性愛を題材とした小説や漫画などのジャンル。和製英語)を原作とする映画「ひだまりが聴こえる」のキャストが決定した。

 突発性難聴のため耳が不自由で人付き合いの苦手な大学生・杉原航平役は、「ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン」の手塚国光役や、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」キンジ・タキガワ/スターニンジャー役などを務めた多和田秀弥が担当。

 一方、活発で友達思いの同級生・佐川太一役をドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」や映画「HIGH&LOW THE RED RAIN」などに出演していた小野寺晃良が演じる。

 監督は劇団EXILE松組映画プロジェクト第1弾「KABUKI DROP」で長編デビューした上條大輔。文乃は「実写化ということで、漫画とはまた違った景色が見られるのかとても気になります。完成を楽しみにしております」と期待のコメントを寄せた。

 「ひだまりが聴こえる」は、難聴のせいで何かと誤解され周囲とうまく馴染めない大学生・航平と、明るい性格の同級生・太一、2人の関係を描くBL。BLアンソロジー・Canna(プランタン出版)にて連載され、続編「ひだまりが聴こえる ―幸福論―」の単行本も発売中だ。

 なお10月22日に発売された同誌Vol.50では、新章「ひだまりが聴こえる ―リミット―」がスタートした。

文乃ゆきツイッター➡ここをクリック(タップ)



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2016/10/22.Sat

障害者スポーツ大会 真の共生へのスタート

障害者スポーツ大会 真の共生へのスタート(2016年10月22日配信『岩手日報』-「論説」)

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 県勢290人を含む全国の障害者アスリートが集結し、第16回全国障害者スポーツ大会(希望郷いわて大会)が、きょう開幕する。

 今夏のリオデジャネイロ・パラリンピックで、砲丸投げに出場した洋野町の大井利江選手、激闘を繰り広げた車いすバスケットボール選手らの勇姿は記憶に新しい。本大会は、自らの可能性に挑戦する選手たちの姿をこの目で見る格好のチャンスだ。

 冬季国体からの「完全国体」のフィナーレを飾る大会。付き添い介助などボランティアの力、おもてなしの心で、選手の活躍を支えたい。

 大会はさらに、真の共生社会の実現へ確かな一歩を踏み出すスタートでもある。

 4月、障害者差別解消法が施行。7月、相模原市の障害者施設殺傷事件が発生。日本の障害福祉の転換点とも言える今年、本県で大会が開かれる意義は極めて大きい。

 相模原市の事件では、容疑者の「障害者なんていなくなってしまえ」との極端な言動もさることながら、19人もの犠牲者全員が匿名で発表されたことも社会に大きな波紋を広げた。

 それだけに、本県選手団の名簿と写真が掲載された本紙別刷り特集に、深い感慨を抱かずにはいられない。

 障害者と社会を隔絶する深い溝を、どうしたら埋められるのか。掛け声に終わらぬ「共生社会」をどのように実現するのか。それは、顔の見える関係、名前を呼び合うコミュニケーションを地道に積み重ねるほかない。

 そのチャンスは、この3日間、競技場の内外に大きく広がることだろう。

 障害者スポーツは、傷病兵のリハビリテーションとして本格的に始まった。大規模施設での閉鎖処遇から、地域共生へと向かう世界的潮流と相まって、大きく発展。パラリンピックに象徴される競技志向、疾病予防や生きがいづくりなど裾野は幅広い。

 日本では、1964年のパラリンピック東京大会を機に全国的に注目されるようになった。2001年に第1回全国障害者スポーツ大会が開かれ、08年大会から精神障害者バレーボールが加わり、3障害一体の大会になった。

 本大会の精神障害者の部に出場する本県チームの小菅大一郎監督は「バレーが好きな仲間たち。楽しんでプレーしてほしい」と期待する。

 画一的な「障害者」観という壁を打破してきたアスリートたちの活躍。そして近年は、アートなどさまざまな分野で、個性を発揮し活躍する障害者が増えてきた。

 障害の有無を超えて、一人一人が個性や能力を発揮し、認め合う社会へ。岩手は今、そのスタートラインに立つ。

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2016/10/22.Sat

手話で楽しむ能狂言の世界 黒柳徹子さん設立、トット基金が協力

手話で楽しむ能狂言の世界 黒柳徹子さん設立、トット基金が協力(2016年10月21日配信『東京新聞』)

 手話で演じる狂言と手話同時通訳の能が披露される「手話で楽しむ能狂言鑑賞会」が21日、品川区上大崎四の喜多能楽堂で開かれる。聴覚が不自由な人にも古典芸能を楽しんでもらおうと、喜多流が企画。

 女優黒柳徹子さんが設立したトット基金が運営する「日本ろう者劇団」が、手話狂言「附子(ぶす)」を演じる。同劇団の代表的な演目で、国内外で高い評価を受けている。舞台そでから声を出す演者もいるため、手話が分からなくとも楽しめるという。

 喜多流の能「黒塚(くろづか)」は、同劇団の協力で手話通訳者が二人付いて、ストーリーが同時通訳される。喜多能楽堂の清水言一(げんいち)館長(57)によると、開演前に手話で解説をすることはあったが、演目全編に手話同時通訳を付けるのは能楽界初の試みという。

 清水さんは「耳が聞こえる人も聞こえない人も一緒になって能狂言を楽しんでほしいと願っています」と話している。

s-しゅわ

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2016/10/22.Sat

障害者の意思疎通で都内初の条例制定 千代田区

障害者の意思疎通で都内初の条例制定 千代田区(2016年10月20日配信『東京新聞』)

 千代田区議会は19日、手話や要約筆記、点字、音訳など、障害者が自身の特性に応じたコミュニケーション手段を取れるよう配慮する「障害者の意思疎通に関する条例案」を全会一致で可決した。区によると、障害者のコミュニケーション手段に関する条例の制定は都内の自治体で初めて。

 条例は、障害者が日常生活や社会生活を営む上で、円滑な意思の疎通を図れるようにするのが目的。区の責務として、災害時を含めてそうした環境を整えるよう定め、区民にも同様の配慮を要望している。また、企業の本社が集まる区の特性から、事業者には区外にある事業所を含めて合理的な配慮をするよう求めた。

 区は今後、職員向けの研修や、区民、事業者向けの講習会を開く。 



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2016/10/21.Fri

垣根のない社会への一歩/黒石・手話言語条例制定

垣根のない社会への一歩/黒石・手話言語条例制定(2016年10月21日配信『東奥日報』-「社説」)

 黒石市が「手話言語条例」を県内の自治体で初めて制定、10月に施行した。これまで配慮が行き届かなかった部分に市民全体で目を配りながら、垣根のない社会の構築に向けた一歩を踏み出したい。

 条例はろう者とそれ以外の者が互いを尊重し合い、ともに生きる地域社会の実現を目指す-との内容。条例前文で「手話によるコミュニケーションがしやすい環境が整えられなかったことから、ろう者は、必要な情報を十分に得られず、多くの不便や不安を感じながら生活してきました」と制定に至った経緯に触れている。手話は日本語、英語などと同様、聞こえない人にとって、日常生活を送る上で欠かせない「言語」であるとの認識をわれわれは共有すべきだ。

 かつては口の動きで言葉を読み取る「口話法」が優れているとみなされ、手話は口話法の習得の妨げになるとして、ろうあ教育の場から排除されるという時代もあった。

 口話法の取得は並大抵ではない。実用的なコミュニケーション能力が育たず日常生活に支障を来すケースもあった。近年ようやく手話への理解が進み、特別支援学校での導入も進んだ。2013年に鳥取県議会で国内初の手話言語条例が成立。全国に広がり、黒石市での取り組みにつながった。市は条例制定に満足することなく、ろう者の住みよい環境づくりを目指したい。同市の事例が今後、県内他自治体の条例制定につながるよう期待する。

 条例はろう者の自立した生活と社会参加を保障するための施策の推進を「市の責務」と明記した。黒石市役所には現在手話通訳者1人が常駐する。ほかに派遣要請が重なった際や市外でも対応できる通訳者10人が登録しているが、黒石ろうあ協会によると決して満足いく数ではないという。利用したいと思いながら、我慢するろう者もいる。さらには医療・看護、法律など各種専門分野にたけた通訳者も不足がちだ。1人でも多くの通訳者確保につながるよう、養成講座の充実、報酬のアップなどの手を打ちたい。

 条例は市民の側も「手話に関する市の施策に協力するよう努める」とある。市は小中学校での手話通訳講習会を検討している。幼少時から手話に触れることでろう者への理解につなげてほしい。同時に聴覚だけにとどまらずさまざまな障がいがある者との共生を促す取り組みとなればいい。

黒石市手話言語条例➡ここをクリック(タップ)



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2016/10/20.Thu

おせっかいの輪

おせっかいの輪(2016年10月20日配信『愛媛新聞』-「地軸」)

 電車を降り、ふいに甘い香りを感じて胸いっぱい吸い込む。やっと咲いてくれた、キンモクセイ。例年、松山に秋祭りの訪れを告げていたから、10日ほども遅いだろうか。優しい気配の中にいたくて、そぞろ歩く

▲そんな気ままな出歩きにも不安を抱える人たちがいる。大阪で目の不自由な男性が駅ホームから転落、電車にはねられ命を落とした。親族がほんのわずか、目を離した隙に。夏には東京の地下鉄の駅でも盲導犬を連れた男性が転落し、亡くなった。痛ましい事故が絶えない

▲自身も転落を経験した日本盲人会連合の総合相談室長が、手助けのこつを語っていた。危険時は「危ない」だけでなく、なるべく近づいて「白杖(はくじょう)をお持ちの方」など自分のことだと分かるように声を掛けて。つえを持たない側の半歩前に立ち、肘や肩に手を置かせてもらえると安心して歩ける

▲先日、JR予讃線の特急に乗っていたら、事故による急な乗り換えのアナウンスがあった。外国人乗客に理解した様子はない。近くにいた若い女性が友人らしき人に話している。「声を掛けようか。おせっかいと思われるかな」

▲しばらく迷った後「私が外国で同じ状況にあったら、話し掛けてもらうとやっぱりうれしい」。すっと立ち上がって行った姿が美しかった

▲ 「何かお手伝いしましょうか」。あなたは一人じゃない、一人にしない―。さりげない「おせっかい」の輪で生まれる安心がある。



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2016/10/20.Thu

ドコモ、難聴者向けの電話内容リアルタイムテキスト化サービス「みえる電話」のトライアルを開始

ドコモ、難聴者向けの電話内容リアルタイムテキスト化サービス「みえる電話」のトライアルを開始(2016年10月19日配信『IT・デジタル モバイル』)

s-キャプチャ

 ドコモは10月19日、難聴者をはじめとした、相手の言葉を聞き取るのが難しいと感じているユーザー向けに、通話相手の言葉をリアルタイムに文字に変換して、スマートフォン画面に表示する「みえる電話」サービスのトライアルを開始すると発表した。

専用アプリ「みえるでんわ」を用いて発信すると、話している内容が、話し終わるのを待たずに、順次リアルタイムで文字に変換される。受話側は「みえる電話」の開始を押すだけで、テキスト変換された通話を行うことができる。

 「みえるでんわ」アプリは、Android向け(※バージョン4.3以降に対応)とWebアプリの両方が用意されるので、iPhoneユーザーでも、Safariから利用が可能。

 モニター募集は2期に分けて行われ、第1期が10月19日から11月1日まで、第2期が11月9日から同月22日までとなっている。サービスのトライアルは2017年3月31日まで行われる。

詳細は➡ここをクリック(タップ)

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2016/10/18.Tue

手の指を点字タイプライターのキーに見立てた「指点字」

手の指を点字タイプライターのキーに見立てた「指点字」(2016年10月18日配信『神戸新聞』-「正平調」)

 外の世界に触れる喜びを「指先の宇宙」と表現したのは、9歳で視力、18歳で聴力を失った神戸出身の東大教授、福島智(さとし)さんである

◆絶望の淵にあって、母は手の指を点字タイプライターのキーに見立てた「指点字」を発明した。「さとし わかるか」。言葉を取り戻した感動を福島さんは詩に表している。〈そこに新たな宇宙が生まれ、ぼくは再び世界を発見した〉(「ぼくの命は言葉とともにある」致知出版社)

◆「あぶない」。「とまって」。耳をそばだてて世界を感じる人に、そんなサインがもっとあったらよかった。目の不自由な宝塚市の男性が大阪府内の駅ホームから落ち、通過する特急にはねられて亡くなった。40歳という

◆8月には、東京の地下鉄で同じような悲劇が起きている。視覚障害者らは、線路に落ちないように仕切るホームドアの設置を求めるが、費用が膨大なため、鉄道会社の腰は重い

◆障害者がホームを歩くのは命懸け。それはまるで“欄干なき橋”を渡るようだと、この問題を取り上げた本紙記事にあった。急に気分が悪くなって、よろめく人もいる。記事では「周りの声かけも命綱」と呼びかけていた

◆亡くなった男性は電車の音やアナウンスを聞くのが好きだったという。自らの身を守るためでもあっただろう。想像し、胸がふさがれる。



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2016/10/18.Tue

愛知県;手話言語その他の意思疎通のための手段の普及に関する条例 10月18日施行


 愛知県の大村秀章知事は、手話のほか点字や要約筆記など、障害者の特性に応じたさまざまなコミュニケーション手段の利用促進を図る「手話言語その他の意思疎通のための手段の普及に関する条例(仮称)」案を、2016年9月の県議会定例会に提案し、2016年10月14日に可決され、10月18日公布、即日施行された。

 手話以外に幅広く対象を広げた言語条例の制定は、都道府県では初めて。

 手話言語のみならず、要約筆記や点字など、広く意志疎通手段を網羅する内容の条例制定は、2015年3月の兵庫県明石市の「手話言語を確立するとともに要約筆記・点字・音訳等障害者のコミュニケーション手段を促進する条例」、2015年12月の千葉県習志野市「手話、点字等の利用を進めて、障がいのある人もない人も絆(きずな)を深め、互いに心を通わせるまちづくり条例」、2016年3月の兵庫県小野市「手話、要約筆記、点字等意思疎通手段利用促進条例」に次いで全国で4例目。

 手話条例としては、県レベルで9番目。全自治体としては、55番目。

 県は、南海トラフ巨大地震といった大規模な災害時などには、障害者への的確な情報提供が課題とされることから、障害者団体からの意見を踏まえ、それぞれの特性に応じた対応が必要と判断した。

 手段の対象には、目と耳が不自由な人たちの手を取って手話で意思疎通する「触手話」、相手の指に自分の指で点字を打つ「指点字」、代筆、代読、平易な言葉などが、含まれる。

 県には市町村と連携して通訳者の養成など総合的な施策の推進を、事業者には障害者の各種のコミュニケーション手段の利用に配慮するよう求める。学校には、教職員にコミュニケーション手段の研修を受けさせ、子どもたちへの手話の学習機会の提供などを促す。

 なお、4月の定例記者会見で大村秀章知事は「多様なコミュニケーションの普及で減災にもつながる」と述べていた。2016年4月の愛知県障害者差別解消推進条例の全面施行を受け、新条例で相互理解の手段を普及させ、障害者同士の意思疎通も高めるという。
 
条例制定に伴う普及・啓発予算は230万円(9月補正予算)。

 愛知県の聴覚・平衡機能障害者は、18,900人(2012年3月末現在)。愛知県の障害者数(手帳(注1)所持者)は、約33万人で、県人口(7,414,863人)の割合は 4.42%。

 2016年9月1日現在の愛知県の人口(推計)は、7,507,553人(男3,755,132人、女3,752,421人)。

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2016/10/17.Mon

ホームえひめ国体・大会連載 愛顔につなげ岩手大会 全国障害者大会の注目選手

ホームえひめ国体・大会連載(2016年10月17日配信『愛媛新聞』)

愛顔につなげ岩手大会 全国障害者大会の注目選手

s-愛媛
雨の日に校舎内で基礎練習をする谷岡真帆選手=9月29日、松山市城西中

 県選手団最年少で唯一の中学生、谷岡真帆選手(15)=松山市城西中3年=は、陸上の聴覚障害者等女子1部100メートルと走り幅跳びに出場する。数々の記録を持ち周囲の期待も高い。

 今年の県障がい者スポーツ大会では100メートルで13秒63(大会新記録)で優勝、自己ベストは13秒42をマークしている。走り幅跳びでも市中学総体を自己ベストの5メートル03で制し、9月のデフリンピック(聴覚障害者五輪)選考会は4メートル87(大会新)で頂点に立った。陸上部の山本勝男監督は「パワフルな選手でまだまだ伸びしろがある」と太鼓判を押す。

 課題も自覚している。走り幅跳びで出場した県中学総体でリズムが合わず8強入りを逃した。「メンタル、スピード、タイミングをかみ合わせないと」。悔しさをバネに優勝と自己ベストの更新を狙い調整する。

 幼い頃から走ることが好きで中学から本格的に陸上を始めた。生まれたときから高度感音性難聴がある。部活動では相手の口の動きで言葉を理解し、仲間も谷岡選手が目で見てわかるよう合図の出し方を工夫するなどして共に歩み寄り練習に励んできた。

 「食事や睡眠といった生活のすべてが結果に表れるだけにしんどいこともある。それを仲間と一緒に乗り越えるのが楽しい」

愛媛2



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2016/10/17.Mon

【字幕付き邦画】『何者』-日本語字幕版上映スケジュー

【字幕付き邦画】『何者』-日本語字幕版上映スケジュール 上映時間 97分
10月15日公開

シネマサンシャイン衣山
089-911-0066
11/6(日)〜11/9(水)
fax.089-911-0080


s-何者

  「桐島、部活やめるってよ」の原作者として知られる朝井リョウが、平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した「何者」を映画化。

  就職活動を通して自分が「何者」であるかを模索する若者たちの姿を、佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之という豪華キャストの共演で描いた。

 監督・脚本は、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「愛の渦」といった映画でも高い評価を得ている演劇界の鬼才・三浦大輔。

  演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な拓人(佐藤健)。何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく光太郎(菅田将暉)。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な瑞月(有村架純)。

  「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない理香(二階堂ふみ)。就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない隆良(岡田将生)。22歳・大学生の5人は、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就職活動に励むが、人間関係は徐々に変化していく。

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邦画日本語字幕上映の案内
2016/10/16.Sun

伝える「言葉」 (鳥取)手話条例3年 上・中・下

伝える「言葉」 手話条例3年(上)(2016年10月13日配信『日本海新聞』)

 「馬に乗ったら背筋を伸ばしてください」「馬の首をなでて合図してください」

日本海
手話普及支援員の藤井さん(左)のアドバイスを受けながら、手話を確認する生徒ら=3日、倉吉市国府の倉吉農高酪農飼育園・嵐が丘牧場

 倉吉農高(倉吉市)の酪農飼育園・嵐が丘牧場。生徒が、手話普及支援員の指導を受けながら手話の動作を確認していく。15日に初めて開くろう者対象の乗馬教室に向けて行われた授業の一場面だ。

 参加するのは生物科3年生10人。本番は馬の乗り方や手入れ、餌のやり方などを手話を交えて説明し、実際に体験してもらいながら交流する。授業は支援員を講師に招いて6月から行われ、5回目のこの日が最後。「ここは(手話を)つなげた方が分かりやすいですよね」と、進め方を自ら提案する生徒の姿もあった。

 授業を通じて手話に興味を持った長滝裕聖さん(17)は、独学で手話を学び指文字も習得した。「『手話甲子園』を見に行って、(会場のろう者にも)どんどん話し掛けることができた。乗馬教室当日も自分たちから積極的に話し掛け、少しでも楽しんでもらえるようにしたい」

 支援員の藤井雅之さん(54)は「学んだことをいろんなところでどんどん使って、手話を広めてほしい」と期待を寄せる。
◇  ◇
 支援員派遣制度を活用し、本年度から2年生(福祉類型)の授業に手話表現を取り入れた岩美高(岩美町)。現在は既存科目の一部だが、来年度からは学校設定科目として「手話基礎」を設ける。「手話を使い活躍できる人材の育成」を目指して、内容をさらに充実させたい考えだ。

 学校と支援員を結ぶ役割を担う手話普及コーディネーターの田村仁志さん(61)は、高校で手話学習が広がりつつある背景に「学校の裁量で比較的自由に授業を組める」ことを挙げる。「単に教えられるのではなく、目的を持って手話を学ぶ流れができてきている」と手応えを口にする。
◇  ◇
 小中学校では授業だけでなく、手話クラブの児童が中心となって校内で手話を学んだり、学習発表会に取り入れたりしている。県教委が2015年2月に行った調査結果によると、「手話ハンドブック」入門編は小学校でほぼ全て、中学校は約8割が活用していた。

 一方、現場からは課題を指摘する声も少なくない。

 ある学校関係者は「学力改善、地域の要望、新しい学習指導法など、小中学校は多くの課題に応えていかなければならない」と、多忙な教育現場の状況を明かす。「学校を挙げて手話に取り組みたくても教員に余裕がない。一部の学年で手話歌を習うなど、単発的な取り組みが精いっぱいで…」。理想と現実のはざまに歯がゆさを吐露する。

 県教委は本年度、手話学習の取り組み状況調査を進めており、学校のニーズも把握してサポート体制を充実させる方針だ。

 元小学校長でもある田村さんは「(手話で)朝のあいさつをするなど、少しの時間で工夫して取り組むことが大切」とした上で、こう指摘した。

 「学校だけで全てを担うことは難しい。家庭も地域も含めて皆で向き合い、積み上げていく必要がある」

◇  ◇
 全国で初めて手話を言語として位置付けた「鳥取県手話言語条例」の施行(2013年10月11日)から3年。“手話先進県”の現状と課題を追った。



伝える「言葉」 手話条例3年(中)(2016年10月14日配信『日本海新聞』)

 孤立しがちな高齢の聴覚障害者が交流できる場として今年4月、米子市両三柳に開所した鳥取県内初の施設「西部ろうあ仲間サロン会」。現在、同会に登録する聴覚障害者の会員20人が週3回の開所日に自由に集まり、手話でのおしゃべりを楽しむ。

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 全国高校生手話パフォーマンス甲子園で熊本地震の体験を手話語りで振り返る熊本聾学校の生徒=9月25日、倉吉未来中心

 同会の杉本清司副代表(73)は「高齢の聴覚障害者は特に健聴者とのコミュニケーションが難しく、近所と交流のある人は少ない。心置きなくおしゃべりすることで幸せを感じるようだ」と、会員にとってサロンが生活の一部になりつつあることを実感する。

 保健師らを講師に招く会員向けの「勉強会」も定期的に開催。テーマは熱中症対策や腰痛予防などさまざまだ。同会の目標は「地域に溶け込むこと」。手話を使うことが「当たり前」という地域社会の実現を目指し、その一環として誰もが立ち寄ることができるカフェの年内開設を計画している。

 同会事務局の和田雅子さん(45)は「手話条例が制定されたが、手話を使える健聴者はそれほど増えていない。サロンを『聞こえる人と聞こえない人をつなぐ場』にして手話を地域に広げたい」と意気込む。
    ◇  ◇    
 9月下旬、倉吉未来中心で開催された「第3回全国高校生パフォーマンス甲子園」。初優勝した熊本聾(ろう)学校のチーム4人は、熊本地震での被災体験を振り返り、災害時に十分な情報が届かない聴覚障害者の苦しみを手話語りで表現した。

 地震直後に停電が発生。暗闇で手話のコミュニケーションができなくなり、不安に駆られる生徒たち。そのとき周囲で無数の携帯電話の小さな明かりがともり始めた。

 生徒の1人は「聞こえない僕らにとって携帯電話の光は特別な意味を持つ」。被災時でも視覚情報に頼らざるを得ない心細さをステージで訴えた。

 実際、熊本地震では聴覚障害者への支援の遅れや避難所での孤立などの問題が報告された。これを教訓に鳥取県は今夏、「要支援」の障害者らを念頭に置いた新たな「避難所運営指針」策定に着手。本年度中に取りまとめ、市町村に示す。県福祉保健課によると、聴覚障害者向けに避難所での情報の「見える化」を一層進めるため掲示板などの活用を盛り込む方針だ。
    ◇  ◇    
 災害発生時の情報伝達手段として、県は既に携帯電話に電子メールを配信する「あんしんトリピーメール」を導入。県危機対策・情報課は「文字情報なので聴覚障害者にも有効」とし、緊急情報をテレビ画面に表示する「Lアラート」の活用も呼び掛ける。



伝える「言葉」 手話条例3年(下)(2016年10月15日配信『日本海新聞』)

 「手話言語条例と障害者差別解消法の施行後も、いろんな支障、問題を抱えている。意思疎通や情報アクセスがスムーズな鳥取県にしてほしい」。9月9日、聴覚や視覚、音声機能の障害者、盲ろう者の各団体関係者がそろって県庁を訪れ、平井伸治知事に新たな条例の制定を要請した。

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通訳介助者による触手話で情報を入手する盲ろう者の村岡さん(右)。共生社会の実現を願い、前向きに社会参加している=6日、鳥取県庁
◇   ◇
 県手話言語条例が制定された2013年以降、県が開く講座で手話を学んだ県民は1189人。42の企業・団体が手話学習会を企画し、延べ2200人が受講した。県聴覚障害者協会の下垣彰則理事長(61)は「ろう者や手話への理解は広がった」と実感する。
 同条例で手話が言語として位置付けられ、偏見の目で見られがちだったろう者らは、手話を使うことに「誇り」を取り戻した。ただ、日常生活では不便を感じることは多い。
 夜間にタクシーを呼びたい時、近所の人が突然来た時…。同協会の石橋大吾事務局長(43)は「聞こえる人と同じように自分で情報を得て行動することができない。『当たり前の生活』を求めているだけだ」と訴える。
◇   ◇
 意思疎通に困難を抱える他の障害者からは、手話以外の情報伝達手段の充実を求める声も上がる。
 県内の聴覚障害者のうち、手話を使うのは2~3割。他は人工内耳や補聴器、筆談、要約筆記などで情報を得る。西部聴覚障害者センター(米子市)で働く難聴者の山根和志さん(32)は「買い物や手続き、仕事など大切な場面で意思疎通がうまくいかず、疎外感を味わうこともある」と話し、文字情報や要約筆記の充実を求める。
 「不便なことを上げればきりがない」と語る県視覚障害者福祉協会の市川正明会長(66)。日常生活では食品の賞味期限や原材料も知ることができない。商品の説明書も同様だ。「音声案内も公共施設が中心で店舗には少ない。行きたい所へ行けない」と話す。
 障害者に対する偏見の払拭(ふっしょく)も課題だ。病気で発声機能を失った人たちでつくる県清音会。深田隆雄会長(66)は食道を使った発声法で“第2の声”を手に入れたが、「周囲から奇異な目で見られることがある。誰もが暮らしやすい社会になれば」と願う。
◇   ◇
 県は共生社会を実現する「あいサポート条例」制定に向けた検討を始めた。障害者を手助けする「あいサポート運動」を条例で位置付け、情報保障も明文化。障害者が暮らしやすい環境を整えていくのは“手話先進県”に課せられた使命だ。平井知事は「共生社会の土台となる基本条例。県の“憲法”として定めたい」と描く。

 生後間もなく聴力を失い、40代で盲目となった村岡信寿さん(57)=北栄町由良宿=は不便な生活を強いられながらも、健常者と共に歩む暮らしに希望を失っていない。

 通訳介助者の触手話を介し、こう語った。

 「そっと肩をたたく、手のひらに文字を書くなど、さまざまなコミュニケーションがある。私たちの存在を知り、理解してほしい」



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2016/10/16.Sun

全盲記者・岩下恭士のユニバーサロン 手話動画入り電子書籍

全盲記者・岩下恭士のユニバーサロン 手話動画入り電子書籍(2016年10月15日配信『毎日新聞』)

 日本の聴覚障害者は約35万人。このうち5万〜6万人が手話を日常的に使用しているとされる。先天性の聴覚障害者のように、言語を耳から習得する前に聞こえなくなった場合、「第1言語」が手話になり、文字の読み書きが苦手となることがある。そんな聴覚障害者向けに、手話動画を盛り込んだ電子書籍を制作する教室が9月末、東京都内で開かれた。

 教室は、公益財団法人「日本障害者リハビリテーション協会」が3年前から、パソコンボランティア指導者養成事業の一環として始めた。今回は、全国から福祉施設職員やボランティア、学生ら17人が参加した。

 英国の企業が開発した、音声や動画を埋め込んだマルチメディア電子書籍を簡単に作成できるアプリ「ブッククリエーター」を使用。幼児向け教育教材を手がける「こぐま会」が作成した物語に合わせた絵カードと、事前に作成したサンプルの手話動画を取り込み、手話入りの子ども向け電子絵本づくりに挑戦した。

 自身も聴覚障害者の、東京都立立川ろう学校幼稚部教諭、中川美幸さんは、米国ワシントンにある聴覚障害者のための総合大学「ギャローデット大」に留学した際、手話動画入りのストーリーブックに出合った。教室でストーリーブックを紹介した中川さんは「文字の単語をタップすると対応する手話動画が流れ、文字よりも手話が得意な子どもも手話動画から意味をつかんで、文章の理解につなげることができる。子どもの学力向上につながっている」などと評価した。

 講師を務めた元都立大塚ろう学校副校長の三崎吉剛さんは「災害情報に手話動画と文字、音声を盛り込むなど、マルチメディア化を進めて、誰にとっても使いやすいユニバーサルデザインの情報提供を実現したい」と話した。
 ■人物略歴
いわした・やすし
 10歳で両目を失明した全盲記者。1986年、毎日新聞社入社。点字毎日編集部を経て、98年から人に優しい社会の仕組み「ユニバーサルデザイン」をテーマにネットコラムを配信。54歳。



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2016/10/16.Sun

手話交えた激励も 全国障害者スポーツ大会、栃木県選手団が結団式

手話交えた激励も 全国障害者スポーツ大会、栃木県選手団が結団式(2016年10月13日配信『下野新聞』)

s-下野

 第16回全国障害者スポーツ大会「2016希望郷いわて大会」に出場する本県選手団63人の結団式が12日、宇都宮市若草1丁目のとちぎ福祉プラザで行われた。大会は岩手県で22日から3日間の日程で開かれる。

 6競技20種目に14~74歳の男女32人(身体障害者15人、知的障害者17人)が出場する。福田富一(ふくだとみかず)知事は手話を交えて「いつまでも心に残る大会となるよう全力を尽くし、全国から参加する多くの選手と友情の輪を広げてきてください」と激励した。

 水泳25メートル自由形、50メートル自由形に出場する宇都宮市東町、会社員落合有佳利(おちあいゆかり)主将(35)は「家族や地域の皆さんに感謝し、郷土の代表として目標に向かって精いっぱい競技する」と力強く選手宣誓した。



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2016/10/16.Sun

首相、手話で「うれしい」 聴覚障害者巡る質疑

首相、手話で「うれしい」 聴覚障害者巡る質疑(2016年10月14日配信『共同通信』)

 参院予算委員会の13日の審議で、質問に立った無所属の薬師寺道代氏と安倍晋三首相が、手話を交えてやりとりする一幕があった。聴覚障害者のスポーツの祭典「デフリンピック」に関する質疑応答で、首相は「うれしい」を意味する手話を使った。参院事務局は「首相や閣僚と、議員が手話でやりとりするのは珍しい」としている。

 首相は「(質問で)取り上げてもらい、理解も進んだのではないか」と指摘した後、手話を使いながら「私も大変うれしく思う」と答弁した。

 首相は車いすバスケットボールを題材にした井上雄彦氏の漫画「リアル」の愛読者であることも明らかにした。

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2016/10/16.Sun

明治・日本女子・専修3大学 公演に500人

明治・日本女子・専修3大学 公演に500人(2016年10月14日配信『神奈川・東京多摩タウンニュース」)
 
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手話と歌、演奏を披露する日本女子大生

 多摩区・3大学連携協議会による恒例の「多摩区3大学コンサート」が10月8日、多摩市民館ホールで開催された。

 区内にキャンパスがある専修大、明治大、日本女子大と多摩区による協議会が毎年企画しているコンサート。12回目の今年は約500人が会場に集まった。

 当日は明治の吹奏楽「Wind Orchestra」、日本女子の手話と民族音楽の合同企画「しゅわクローレ」、専修のアカペラ「Emo Hill」の総勢約140人が出演した。AKB48の楽曲「365日の紙飛行機」を披露したしゅわクローレが、「紙飛行機」の手話のやり方を観客にアドバイスする一幕も。会場全体に手話の「輪」が広がっていた。

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2016/10/16.Sun

(ひと)田岡克介さん 全国手話言語市区長会の初代会長を務める北海道石狩市長

(ひと)田岡克介さん 全国手話言語市区長会の初代会長を務める北海道石狩市長(2016年10月8日配信『朝日新聞』)

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田岡克介さん

 手話がひとつの「言語」であることを明確にし、様々な施策を進める「手話言語法」の制定を求め、全国各地の市区長250人が6月、一丸となって動き出した。その先頭に立つ。

 「手話には独自の文法、語彙(ごい)がある。日本語の他に手話がある多言語の国で、ろう者があらゆる場で手話を使って暮らせるよう法整備がどログイン前の続きうしても必要なんです」

 助役から市長になった石狩市で2013年、市町村としては初めて手話基本条例を制定した。市内では多くの小中学校が手話について教えるなど先進的な取り組みが続く。「これから地域社会がどうなっていくか。楽しみだね」

 手話へのこだわりは、5年ほど前に市民との懇談で条例を求める声を聞いてからだ。「それまで深く考えたことがなかった」

 国学院大の学生時代に聴いた言語学者・金田一京助の授業が、突然よみがえった。明治の同化政策で使われなくなっていったアイヌ語の研究に傾注した金田一は、民族にとっての言語、母語の重い意味を熱く説いていた。「あの『DNA』がなければ、手話と聞いて、すぐに反応できたかどうか」

 6年前、腎臓病の悪化で妻から移植を受けた。さらに脳梗塞(こうそく)も乗り越え、腰椎(ようつい)の手術も受けた。満身創痍(まんしんそうい)だが、法制化へと前進させることが、金田一の薫陶を受けた一人としての宿命に思えてならない。     *
 
たおかかつすけ(70歳)



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2016/10/09.Sun

聴覚障害支援拠点 共生社会構築の一歩に

聴覚障害支援拠点 共生社会構築の一歩に(2016年10月9日配信『秋田魁新報』-「社説」)

秋田

 県は聴覚障害者への情報提供や相談業務などを行う「県聴覚障害者支援センター」を開設した。県社会福祉会館(秋田市旭北栄町)の一部を改装し、事務室や相談室、交流スペースなどを整備。県聴力障害者協会や秋田盲ろう者友の会など県内5団体でつくる組織に運営を委託し、センター長を含め5人の職員が対応に当たる。

 センターは聴覚障害者の社会参加を促そうと、1990年に改正された身体障害者福祉法に規定された施設だ。国の運営費助成を受け、大半の県が既に開設しているが、本県は財政難などを理由に設置が遅れた。対応の遅れを取り戻すよう、先行している他県の取り組みも参考にしながら、聴覚障害者をサポートする拠点として機能するよう努めてほしい。

 センターの役割の一つは相談業務だ。県聴力障害者協会によると、県内には聴覚障害者が4千人以上いる。相手の声が聞こえにくいことから、職場などで周囲とのコミュニケーションがうまく取れず、対人関係に悩む人は少なくないという。そうした悩みを相談する場ができたことは大きな一歩といえる。

 相談を通じ、聴覚障害者が日常生活の中で支障を来していることや、不便を感じていることが浮き彫りになるはずだ。そうした課題を一つ一つ把握しながら、県や市町村は改善を目指すべきだろう。

 センターは聴覚障害者向けの事業のほか、障害者同士や障害者と健常者が交流できる行事など、さまざまな情報を提供する。足を運ぶのが難しい人たちのため、ホームページなども充実させる必要がある。また、災害時の情報発信拠点になることも求められる。聴覚障害者の安全、安心につなげられるよう態勢を整備してほしい。

 会合や行事などの際、聴覚障害者に手話で内容を伝える手話通訳者を養成することもセンターの重要な役割だ。今年4月時点では県のほか秋田、能代など6市が常勤、非常勤で計15人の手話通訳者を雇用。ほかに25人が県に登録され随時派遣されているが、まだまだ十分ではない。

 センターは、手話通訳者の養成講座を来年度にも始める予定だ。手話通訳者のいない市町村をなくし、どこに住んでいても一定のサポートを受けられるように環境整備を進めるべきだ。

 手話の普及を図る条例を設ける自治体が全国的に増えているが、県内にはまだない。そんな中、秋田市が年度内の条例制定を目指しているのは心強い。県も条例化に動きだした。条例ができることで手話ができる人が増えるだけでなく、啓発の機運が高まり聴覚障害者に対する理解が深まることが期待される。

 求められるのは、障害者と健常者が互いを理解し助け合う共生社会の構築だ。センター開設が一つのきっかけになるよう、障害者向けにも健常者向けにも活発な情報発信を望みたい。



 2016年9月13日の秋田市議会9月定例会にて、「手話言語条例」の設定についてのたけうち伸文(のぶふみ)議員(そうせい)の質問に対し、市福祉保健部の辻直文部長は、「1CTには期待をよせている。機器の開発状況や活用事例を把握し、ニーズや効果を調査し、秋田市の特性に合わせた手話や点字などの普及啓発を推進する意思疎通支援条例の年度内の制定を目指す」と答弁した。

 定例会には、聴覚障がい者約10人が傍聴し、市障害福祉課の手話通訳者3人が交代で通訳した。たけうち議員も「よろしくお願いします」と手話であいさつした。当局は、「手話や点字などの普及啓発を推進する意思疎通支援条例の年度内の制定を目指す」と答弁した。なお、穂積志秋田市長は2016年6月8日に開催された「全国手話言語市区長会設立総会・手話言語フォーラム」に参加している。

たけうち伸文議員質問要旨
 2014年1月に国連の「障害者権利条約」が批准され、その第2条で「言語」であることが認められ、更に改正障害者基本法第22条第2項においては、手話が使いやすい環境整備の必要性が示されており、市民、事業者、ろう者および行政が協働して進めていくことになっています。環境づくりの上で、まずはその「手話は言語である」ということを知ってもらう必要があります。

 また、ろう者とのコミュニケーションに様々なICTのツールが使われるようになりました。音声認識装置、TV電話、筆談ソフト、コミュニケーションボードなど、これらはろう者にとってだけでなく、ろう者とコミュニケーションをとりたい人々、更には、外国人とのコミュニケーションにおいても有効なツールです。

 2013年に鳥取県が先陣を切った手話言語条例、現在52の自治体に広がっています。東北で初めて条例を設定した郡山市では、条例設定後の市民の関心度が高っているとお聞きしております。

1)本市は「手話が言語」であることを啓蒙するため、どのように取り組んでいるのか、また、今後の取り組みについてどのように考えているのか
2)ICTを活用したろうあ者とコミュニケーションできる環境づくりについて、今後どのように取り組んでいくのか
3)手話言語条例の設定について、どのように考えているのか




 秋田県では佐竹敬久知事が2016年2月19日の県議会の本会議での佐藤賢一郎氏(自民)と渡部英治氏(みらい)の代表質問に対して「今後、聴覚障害者を支援する一環として手話の普及啓発に向けた基本条例の制定に向けて関係者と意見交換し、内容を検討したい」と答弁した。



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2016/10/09.Sun

暗闇体験 見える信頼 対話能力アップ 弱者理解も

暗闇体験 見える信頼 対話能力アップ 弱者理解も(2016年10月9日配信『東京新聞』)

 全盲の障害者の立場を疑似体験し、視覚を遮断して行う共同作業を、社員研修に取り入れる企業が増えている。コミュニケーションや信頼関係の大切さを学ぶためだ。「暗闇の中ではみな対等になる」(研修の案内役を務める視覚障害者)。障害の有無に関わらず、人と人とが支え合う共生社会へのヒントでもある。 

 真っ暗闇の室内を探検するイベント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」(東京都渋谷区)。暗闇での対話の意味で、視覚を遮断された参加者が助け合いながら課題を乗り越える。パズルの組み立て、音の出るボールを転がすキャッチボールなどだ。

 法人向けプログラム(有料)は2010年に始まり、延べ500社以上が研修に導入。利用件数は11年の50件から、15年は133件に増えた。

 研修の案内役を視覚障害者が務める。その一人、江場将之さん(31)は「暗闇の中では視覚障害者と健常者が対等になる。すべての人がすべての人を思いやり、困った人に声を掛ける。目が見えると鈍感になる。私たちは『気づき』を与えるきっかけです」。

 13年度から研修に取り入れたのが東急バス(目黒区)。これまでに乗務員の2割超が体験した計算だ。高橋裕文・人事労務課長(53)は「目が見える状態でのコミュニケーションは、言葉足らずや独り善がりになりやすい。弱い立場を経験することで、障害者や高齢のバス利用客に声を掛けやすくなった」と意義を説明する。

 障害者スポーツの体験も広がる。日本ブラインドサッカー協会(新宿区)の企業向けプログラム(有料)は、アイマスクを着け、声を頼りにボールを追い掛ける。12年度に始まり、15年度の参加企業は38件と4倍超に。

 不動産販売などを手掛けるアセットリード(同区)の竹本充志(あつし)総務部次長(43)は「信頼関係を築くために相手に何を求め、どう応えるか。それを社員が考えながら行動するようになった」と手応えを語った。

◆記者ルポ 声掛け合う存在ありがたく
 ダイアログ・イン・ザ・ダークでの企業研修に記者が同行した。初めて体験する真っ暗闇での約2時間。一歩進むのにもエネルギーがいる。「隣に誰かいませんか」「私の肩に触れてください」。そばにいる人の存在がありがたく、ひたすら声を掛け合った。

 光が一切差し込まない部屋に足を踏み入れたとたん、腰が引け、言葉にできない不安に包まれた。方向感覚を失い、渡された白杖(はくじょう)も思うように扱えない。

 記者が参加したグループは6人組。「あなたの前にいるのは私ですよ」。声がする方向に手を伸ばす。背中に指が触れると、安心して足を前に出せた。「段差がありますよ」。先を行く人が教えてくれる。

 6人が共同でパズルに挑戦した。弧状のパーツが九つ。大きい順に並べると半円形ができるはずだが、自分が持つパーツ以外は触れてはいけないルールだ。他のパーツの大きさが分からなければ、組み立てられない。白杖や手を使って大きさを伝え合おうとするが、完成できなかった。

 目が見えない自分の無力さを思い知る。しかし、案内役を務めた全盲の障害者は、視力以外の五感を働かせて落ち着いて行動しているという。健常者が障害者のことを知り、お互いの価値を認め合える社会へ。暗闇体験が、そのきっかけになることを願った。

■利用案内 ダイアログ・イン・ザ・ダークは月曜~金曜夕方は企業向けに開催し、それ以外は一般向け。利用料金は、法人研修(6時間)の場合、1人当たり6万円。一般(90分)は大人5000円など。ブラインドサッカー体験はプログラム内容や参加人数などにより異なるが、1社40万~50万円が多い。会場は、新宿NPO協働推進センター(東京都新宿区)などを利用。

ダイアログ・イン・ザ・ダークHP➡ここをクリック(タップ)

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