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松山手話サークル 椿の会

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年をとるって本当に面白い(2019年3月31日配信『神戸新聞』ー「正平調」)

 生き方が上手だなと思う人がいる。力まず、とらわれず、しかしへりくだらず。そんな姿を見るとほれぼれする◆先ごろ101歳で亡くなった吉沢久子さんがそうだった。家事評論家第1号と呼ばれる文筆の人だ。「あきらめが肝心という言葉にすなおに従うこともできるようになってきた。年をとるって本当に面白い」。本紙にそう書いたのが91歳◆この柔らかさは苦労知らずだからではない。両親の離婚で暮らしが厳しく、15歳から働い...
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いざ、さらば(2019年3月26日配信『北海道新聞』―「卓上四季」)

「蛍の光」や「仰げば尊し」といった卒業式の定番曲が、最近はすっかり様変わりしている。合唱曲「旅立ちの日に」や「大地讃頌(さんしょう)」のほか「3月9日」(レミオロメン)や「さくら(独唱)」(森山直太朗)など、ポップス系も多いそうだ▼確かに文語調の「仰げば尊し」は難解だ。「今こそ別れめ いざさらば」の「別れめ」が、別れの「節目」ではなく、「さあ、今別れよう」という、自分の意志を強調する係り結びと知っ...
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「人生の残された時間を、もう少し穏やかな中で充実させたい」(2019年3月26日配信『日本経済新聞』―「春秋」)

 「この相続が危ない」「やってはいけない老後投資」「葬儀と墓をどうする」「こうすれば得する年金」「死後の手続きはこんなに大変だ」……。ああ、最近の週刊誌はほとんど「終活雑誌」である。世の中のすさまじい高齢化とシニア世代の将来不安を映していよう。▼かたや上から目線で、頑張れ頑張れの声もかかるから戸惑いはまた深い。「生涯現役」「人生100年時代を生き抜け」「65歳からが勝負だ」等々。そろそろ自分流で過ご...
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秋色桜(2019年3月25日配信『中日新聞』―「夕刊」―【夕歩道】)

 秋桜といえばコスモスの異称だが、春なのに秋色桜というのは東京は上野公園内、清水観音堂の名物桜で「しゅうしきざくら」と呼ぶ。宝井其角の門人で元禄四俳女の一人、秋色女(しゅうしきじょ)の句にちなむ。 父親に連れられて花見に出掛けたのは秋色13歳の時だったそうな。観音堂の傍らで足取りのおぼつかない酔客を見ての一句が<井戸ばたの桜あぶなし酒の酔(よい)>。今の秋色桜は数えて9代目とか。 各地で桜がほころ...
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「笑顔0円」「意味もなく上機嫌」(2019年3月25日配信『福井新聞』ー「越山若水」)

 メニューに「笑顔0円」とあったので、どういう意味かと店員に尋ねたことがある。聞かれた彼女は「これは売り物ではなくて…」と、困った顔で説明してくれた▼若かった昔の外食店での経験である。にぶい客だと我ながらあきれるが、当時は笑顔がサービスだとか、わざわざアピールするものだなんて思いもしなかった▼年も、お里も知れる。ついでだから都々逸(どどいつ)を一つ。〈思い廻(まわ)せば 浮世は鏡 笑い顔すりゃ 笑い...
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「家族がくれた自由というプレゼントを大切にしよう」(2019年3月25日配信『産経新聞』-「産経抄」)

 「庭でふきのとうを二つばかり見つけたので、干しわかめの雑炊にふきのとうを散らして、いかの塩辛で食べる」「お米を倹約して、小麦粉とそば粉でホットケーキ。会社の人にもらったサッカリンを入れて焼いてみた」。▼文芸評論家の古谷綱武さんの秘書だった吉沢久子さんが、戦時中につけていた日記である。召集された古谷さんから、「後で東京の様子がわかるように何でもいいから書いておいてくれ」と頼まれたものだ。乏しくなっ...
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争いを避ける社会の一歩(2019年3月24日配信『南日本新聞』ー「南風録」)

 いきなり犬にほえ立てられると怖いものだ。犬からみれば敵とみなして威嚇する防衛本能だろう。一方、犬同士は争いを避けるすべも持っているそうだ。 例えば、けんかになりそうなとき、わざと無気力な態度を取る。すると、相手も自分も気分が落ち着いて険悪なムードが解消する。無駄に傷つけないよう融和を呼び掛けるサインと思えば優れた習性である。 人に犬の賢さがないのは残念だ。昨年の「平和のメッセージ」(鹿屋市教育委...
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小さなマークが大きな役割を担う(2019年3月24日配信『神戸新聞』ー「正平調」)

 電車の優先座席に空席がある。そこに若い女性が座った。ちょっと気になったが、バッグのワッペンで事情が分かった。それは妊婦を示すマークだった◆先日の本紙発言欄で読んだ話だ。神戸に住む男性の投稿である。外見上は健康そうでも、周囲の理解や配慮を求めている人は少なくない。ワッペンは有効で「一層普及することを願っている」と結ぶ◆「実は、私…」とさりげなく周りへ伝える。そんなマークの話題をよく見聞きするようにな...
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命の価値判決 障害児も平等でないと(2019年3月23日配信『東京新聞』-「社説」)

 亡くなった障害児の逸失利益をどう判断するか-。注目された東京地裁の判決は、健常者と同じ平均賃金による算出を認めた。障害の有無にかかわらず、法の下では命の重みは平等なはずである。 東京都八王子市の福祉施設から2015年に行方不明となり、遺体で見つかった松沢和真さん=当時(15)=の両親が、施設側を相手取った訴訟だった。死亡の原因は安全管理を怠った施設側にあると考えたからだ。 施設側も行方不明になっ...
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「幸福度58位」の現実(2019年3月22日配信『中国新聞』―「天風録」)

 彼岸の中日のきのうは暖かな一日だった。お寺には入れ代わり立ち代わり訪れる人の姿が見られた。花を手向けられ、多くの墓前がにぎやかに。亡き伴侶と語らうように一人、手を合わせるお年寄りが目立つ▲春分の日をやはらかくひとりかな(山田みづえ)。多少の不如意はあっても、日々の幸せを思う人が多いのではないか。経済的に豊かで安定した国に暮らしていると、総じて言えるだろう。そう思っていたら、違った▲国連の世界幸福度...
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  設立 1974(昭和49)年11月1日
    *創立45年*

<学習会>
 月曜昼の部 10時~12時
 月曜夜の部 19時~21時
 水曜昼の部 10時~12時
 水曜夜の部 19時~21時
 *メインで参加する学習会を決めれば
  4つの学習会どこにでも参加できます

<活動場所>
 松山市総合福祉センター
 (松山市若草町8-2)
 * お部屋は1階のボードで
      確認してください

<会費>
 250円/月(ボランティア保険料含む)。入会金なし

<お問い合せは下記アドレスまで♪>
 tubakinokai@yahoo.co.jp

こんにちは椿の会です

椿の会

    緑綬褒章受賞 2006年

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