2017/08/22.Tue

障害を生きる(2017年8月22日配信『佐賀新聞』-「有明抄」)

 「声なき詩人」と呼ばれる堀江菜穂子さん(22)=東京都=は、寝たきりのベッドで詩を紡ぐ。生まれた時に脳性まひを患い、話せず、わずかしか動かない手で詩を書く。この夏、初の本格詩集『いきていてこそ』(サンマーク出版)が出た

◆<いまつらいのも/わたしがいきているしょうこだ>で始まる表題詩は、彼女なりの決意と悩む周囲への励ましに満ちている。<いまのつらさもかんどうも/すべてはいきていてこそ/どんなにつらいげんじつでも/はりついていきる>。彼女は都立の特別支援学校に小学部から通い、自分の可能性を広げてきた

◆今夏、佐賀県教委は自力通学が難しい児童生徒の通学を支援するため、県立特別支援学校6校でスクールバスの運行を始めた。保護者の苦労を考えれば、やっととの思いを強くする。委託する外部の乗務員に、障害のある子どもたちへの理解を深める研修をしての開始である

◆どうすれば悩みを減らせるか。知恵を出し合うのが同じ社会に暮らす者同士である。「してあげる」でも「してもらっている」でもない。障害があって生きる姿は、誰もが暮らしやすい社会づくりに気づくきっかけになる。それが個性が尊重される社会だ

◆<わたしはわたしのじんせいを/どうどうといきる>。そう綴(つづ)る堀江さん。障害とともに一歩、一歩である。

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2017/08/22.Tue

聴覚障害者用字幕って?=回答・屋代尚則(2017年8月22日配信『毎日新聞』)

質問なるほドリ
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映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」の聴覚障害者向け字幕の一例=(c)UNIVERSAL STUDIOS

せりふ以外に音など文字化 上映まだ限定的

 なるほドリ 聴覚障害者(ちょうかくしょうがいしゃ)も楽しめるように、特別な字幕(じまく)が入った映画があるらしいね。

 記者 国内で上映される洋画には「字幕版」がありますよね。聴覚障害者用の字幕も、同じようにスクリーンの端に表示されます。

 Q じゃ、どこが違うの?

 A 聴覚障害者用字幕はせりふ以外に、「(笑い声)」「(ドアが開く音)」「♪」などのように作品中の「音」を文字で伝えます。複数の人が映っている場面では、誰が話しているかも示します。

 Q 聴覚障害者用の字幕が入った映画はどのくらい上映されているの?

 A NPO法人「メディア・アクセス・サポートセンター」(東京都)によると、2015年12月から1年間に公開された邦画の実写・アニメ作品610本のうち、聴覚障害者用の字幕に対応したのは81本。上映される劇場や回数も限られており、目にできる機会はまだ少ないですね。

 Q どんなものか見てみたいな。

 A 公開中の米アニメ映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、聴覚障害者用字幕付きの吹き替え版を上映しています。例えば主人公、グルーの声を務めた笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)さんは大阪弁でせりふを吹き替えており、字幕もその雰囲気を忠実に伝えています=写真・(C)UNIVERSAL STUDIOS。

 Q 障害のある人に映画を楽しんでもらう手法は他にもあるの?

 A 視覚(しかく)障害者向けに場面や人物の動きを説明する音声ガイド機能と、聴覚障害者向けに字幕などを表示する機能を併せ持つアプリ「UDCast(ユーディーキャスト)」が注目されています。スマートフォンなどでアプリを起動させると、対応した映画では音声や字幕が楽しめます。健常者(けんじょうしゃ)とさまざまな障害を持つ人が同じ映画を同時に楽しめるのが特徴です。



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2017/08/22.Tue

CS Award 2017 Summer(Apr.?Jun.) 受賞者決定!!(2017年8月21日配信『産経新聞』)

成田国際空港株式会社
CS AWARD 2017 Summer(Apr.~Jun.)につきまして、3件4名の方が受賞となりました!

1.手話を使った、お客様への心遣いが分かるサービス
 株式会社NAAリテイリング  梶 夏樹(かじ なつき)さん

2.大切な落し物を届け、感動を生んだ対応
 株式会社NAAリテイリング  與那嶺 久瑠美(よなみね くるみ)さん

3.介助犬を連れたお客様に寄り添った丁寧な対応
 ユナイテッド航空会社     高橋 真理子(たかはし まりこ)さん
 同社             杉山 薫(すぎやま かおり)さん

CS Award とは?
 素晴らしいサービス事例を空港内に広め、成田空港スタッフのモチベーション、サービスレベルの向上を目的に、お客様に素晴らしいサービスをしたスタッフを表彰する制度です。
 春・夏・秋・冬の年4回開催される【Seasonal CS Award】と、その中から特に優れたサービスをしたスタッフを選出する【CS Award 年間グランプリ】があります。
 今回のCS Award 2017 Summer(Apr.~Jun.)は、2017年4月~6月までのお客様サービスを対象としています。

手話を使った、お客様への心遣いが分かるサービス
1.株式会社NAAリテイリング 梶 夏樹さん
 梶さんはレジを担当中、耳が不自由な外国人夫婦のお客様に対して手話で「搭乗券を拝見させてください」とお伝えしました。お客様は、空港スタッフのための接客力アップセミナーの手話講座で空港で使える手話を学んでいた梶さんの手話による対応に、驚きの表情を浮かべました。会計終了後に「ありがとうございました」と再び手話でお伝えしたところ、お客様は笑顔で退店されていきました。
 お客様の期待を超えた親切な対応が評価され、受賞が決定しました。

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2017/08/20.Sun

コナンまつりに音声ガイド 声優の高山みなみら登場(2017年8月19日配信『共同通信』)

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「名探偵コナンまつり」で導入された、視覚障害者向けの音声ガイドを利用する女性

 鳥取県主催の無料イベント「名探偵コナンまつり」が19日、鳥取市で開かれ、アニメの主人公江戸川コナン役の声優高山みなみらが登場した。

 県は、視覚障害者向けの音声ガイドや手話通訳などのバリアフリー対応を充実させ、目や耳が不自由な人も楽しんだ。

 コナンまつりは5年目で、声優らのトークショーや、作品の映像に合わせてせりふを披露する「アフレコ」が目玉。

 音声ガイドの本格的な導入は今年が初めてで、ナレーターが、出演者の舞台上の立ち位置や動き、会場の雰囲気を細かく解説した。

 イベントの担当者は「福祉系の催しや映画で導入が進んでいるが、娯楽イベントなどではまだ少ない。声が主役のイベントこそ、目が見えない人に楽しんでほしかった」と理由を話した。

 音声ガイドを利用した鳥取県米子市の30代の女性は「(健常者の)他の人がなんで笑っているのか、リアルタイムに分かる。取り残される感じがなく、とても楽しかった」と喜んでいた。

 鳥取県は2013年に全国初の手話言語条例を制定するなど、障害者らを含め暮らしやすい地域づくりに力を入れている。



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2017/08/20.Sun

福山市議会、傍聴席に手話通訳士(2017年8月20日配信『中国新聞』)

 広島県福山市議会は9月に予定する定例会から、本会議の開催時は全て傍聴席に手話通訳士を置く。広島県内で初めて。インターネットの生中継と録画にも手話通訳を付ける。

 県ろうあ連盟に事務局を置く手話通訳派遣委員会に依頼し、手話通訳士を1日最大で4人派遣してもらう。本会議中に傍聴席前方で市議の質問や執行部の答弁などを通訳。カメラで撮影し、ネット画像に流す。

 本年度の予算額は機器設置費含め約300万円。

 これまでは手話通訳士の派遣に調整がいるため、事前申し込みが必要だった。代表質問や一般質問での利用が多く、2016年度は9日間の利用があった。

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ふくやま市議会だより17年8月号



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2017/08/19.Sat

「鉄道会社の人、ホームの危険知って」 盲導犬協会 再発防止へ集会(2017年8月19日配信『東京新聞』)

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視覚障害者を案内する方法を実演する日本盲導犬協会の職員ら=東京都文京区で

 東京メトロ銀座線青山1丁目駅で昨年8月、盲導犬を連れた男性がホームから落ちて死亡した事故から1年が過ぎ、日本盲導犬協会が18日、再発防止策を考える集会を都内で開いた。全国40の鉄道会社から人事、広報の担当者と視覚障害者ら計100人が参加した。

 協会が複数の鉄道会社を集めて会合を開くのは初めて。混雑したホームでは端を歩かざるを得ず、転落につながる現状が議題となり、肩に視覚障害者の手を乗せて案内する方法の実演もあった。

 全盲の会社員吉本浩二さん(42)=東京都三鷹市=は、駅で3回以上転落した知人が4人いると発言。「ホームには、不注意では説明できない普遍的な危険がある。長い距離を歩くと危ないので『何両目に乗りますか』と声を掛けてほしい」と呼び掛けた。

 日本盲人会連合の橋井正喜常務理事(66)=名古屋市中村区=は「事故で悲しい思いをする人がいない世の中を、鉄道事業者と一緒につくりたい」と話した。

 事故は昨年8月15日に発生。世田谷区の品田直人さん=当時(55)=がホームから転落、電車にはねられ死亡した。現場にホームドアはなかった。



駅ホーム転落事故から1年、盲導犬協会がシンポ(2017年8月19日配信『朝日新聞』)

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シンポジウムには盲導犬のユーザーも参加した=東京都文京区

 盲導犬を連れた男性(当時55)が東京都港区の地下鉄の駅ホームから転落して死亡した事故から1年が経ち、日本盲導犬協会(東京)は18日、全国の鉄道会社40社を対象にしたシンポジウムを都内で開催した。適切な声かけの方法や盲導犬の特性について、盲導犬ユーザーと駅員らが意見を交わした。

ルポ・視覚障害者と電車・バス 命の危険と隣り合わせ

 昨年8月15日夕、会社員の品田直人さんが東京メトロ銀座線青山一丁目駅のホームから転落し、命を落とした。

 同協会の訓練担当者は18日のシンポジウムで、盲導犬はホームの端を歩くよう訓練されており、人の列や歩きスマホの人をよける際にさらに線路側に寄ることがあると説明。転落の危険性があると思ったら「危ない」ではなく「盲導犬の人、ストップ」などと声をかけてほしいと呼びかけた。また、ユーザー側から「駅にホームドアがあるかどうか事前に知りたい」との要望も出た。

 鉄道会社の安全対策や社員教育の担当者らは、ホームに駅員がいないことがあると指摘され、「改札で遠慮せず声をかけてほしい」と話した。



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2017/08/19.Sat

野球断念の父に届けた、土壇場一打 甲子園8強入り、明豊・松谷選手(2017年8月19日配信『西日本新聞』)

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延長12回2死満塁、相手投手の暴投で生還する明豊の松谷選手

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アルプス席で松谷尚斗選手を笑顔で見つめる父晃弘さん

 延長12回2死走者なしから、3点差をひっくり返しての逆転サヨナラ劇-。18日の第99回全国高校野球選手権大会で、ベスト8を懸けた明豊(大分)と神村学園(鹿児島)の九州対決は大接戦となり、土壇場で明豊が勝利をつかんだ。ミラクル大逆転への口火となる安打を放ったのは松谷尚斗選手(3年)。聴覚障害で野球ができなかった父と二人三脚で練習を積んできた松谷選手の、父への感謝を込めた一打だった。

 あと1人でゲームセットとなる場面だった。「何が何でもつなぐ」。打球がセンター前に抜け大歓声が起きたアルプス席で、松谷選手の父晃弘さん(46)も笑顔でメガホンをたたいた。

 和歌山県出身の晃弘さんは、生まれつき耳が聞こえなかった。ろう学校(特別支援学校)の小学3年の時、地元の箕島が甲子園で春夏連覇。甲子園に憧れ、硬式野球をしたいと親や教員に願い出たが、「硬式球は危険」と止められた。

 自らの夢は諦めたが、結婚して松谷選手が幼い頃から「野球をしたくなるように」と、高校野球やプロ野球を見に連れて行った。松谷選手が小中学生の時は毎日練習を見に行き、泥だらけのユニホームを洗い、息子を支えた。明豊に進学後も、月2回は和歌山から母真理さん(47)と応援に駆け付けた。

 大分大会優勝後、号泣する晃弘さんを見て「親孝行できてうれしかった」と語った松谷選手。父子の夢舞台である甲子園で大活躍する息子を、晃弘さんは「褒めてあげたい」とたたえた。



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2017/08/19.Sat

福山で全国手話研究集会始まる 聴覚障害者の支援在り方探る(2017年8月18日配信『山陽新聞』)

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福山市で始まった全国手話通訳問題研究集会の開会式

 第50回全国手話通訳問題研究集会(全日本ろうあ連盟、全国手話通訳問題研究会主催)が18日、福山市で始まった。全国の聴覚障害者や手話を学ぶ人たちが20日までの3日間、講座と分科会を通じて支援の在り方や平和、人権などについて理解を深める。

 初日は同市松浜町のリーデンローズで開会式があり、約1100人が出席。同研究会の渡辺正夫会長らが「全国の手話通訳者の82%が非正規雇用で不安定な身分のまま働いている。聴覚障害者福祉と手話通訳者の社会的地位の向上を目指したい」とあいさつした。

 映画作家の大林宣彦さん=尾道市出身=が自身の監督作「風の歌が聴きたい」(1998年公開)をテーマに記念講演。モデルになった聴覚障害のある夫婦との交流のエピソードを紹介しながら「耳が不自由でも観察することで互いの心が分かると聞き、心が洗われた」と振り返り、「他者を認め合い、愛を育み、共存していこう」と呼び掛けた。

 19、20日は福山市立大(同市港町)などで講座や分科会が行われる。

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2017/08/18.Fri

先生になる夢、手話で語る 三崎・森さん全国出場(2017年8月18日配信『朝日新聞』-「愛媛版」)

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「夢」という意味の手話を披露する森汐音さん=松山市

 東京・有楽町朝日ホールで26日に開かれる「第34回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」(全日本ろうあ連盟、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社主催、NEC協賛)に、愛媛県立三崎高校の森汐音(しおん)さん(2年)が出場する。「学校の先生」という夢にたどり着くまでの自らの悩みや思いを、手話で語る。

 森さんは、両親がろう者。手話を「習った」という感覚はないが、物心ついたときには両親と手話で会話していたという。

 中学校で周りの人との付き合いで悩み、学校を休みがちになったという森さん。進学した三崎高校では授業についていけるかどうか不安だったが、高校の先生は優しくわかりやすく教えてくれた。勉強が楽しく感じるようになり、先生になる、という夢ができた。

 課外活動では「国際研究同好会」に入り、留学生との交流も体験した。昨年の秋には、県民総合文化祭で開会式のアナウンスを手話通訳する担当にもなった。校外の人とも関わることで「より多くの刺激がもらえる」。高校進学さえ迷っていた中学の頃とは大きく変わった、と感じている。

 高校を卒業した後は、大学に進み、教員免許を取るつもりだ。「自分の経験を生かし、生徒に寄り添う先生になりたい」と話す。

 26日の本番では、自分が抱えていた悩みや、先生を目指そうと思った理由、今の前向きな気持ちなどを手話で表現する。「中学生や高校生がスピーチを聞いて、自分もがんばろうと思ってくれたらうれしい」

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昨年のスピーチコンテスト

昨年のコンテストでの秋篠宮真子(まこ)さまのあいさつ➡ここをクリック(タップ)



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2017/08/17.Thu

緊急の事故、手話で応対します 損保ジャパン、9月から(2017年8月17日配信『朝日新聞』)

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 損害保険大手の損保ジャパン日本興亜は、自動車保険の契約者のうち聴覚障害のある人向けに、ビデオ通話を通して手話を使った応対ができる態勢を導入する。現在はインターネットやメール、ファクスで応対しているが、事故が起きた緊急時に、よりスムーズな対応ができるようにする。

 手話を使った応対は9月1日から始める。ビデオ通話での手話通訳サービスを提供する「プラスヴォイス」(仙台市)が利用者と保険会社を仲介する。

 スマートフォンに無料通信アプリLINE(ライン)を導入すれば簡単に利用できる。利用者はあらかじめ、LINEに専用のIDを登録。レッカー車や代車の手配、保険金の支払い請求などが必要なとき、専用IDにビデオ通話をかければ、プラスヴォイスの通訳センターにつながり、保険会社とやりとりができる。筆談も可能だ。

 年中無休で午前8時から午後9時まで。年300件程度の利用を見込む。プラスヴォイスでは個人情報の保存はしないという。

 運転免許の取得には一定の聴力が必要だが、補聴器を付けても基準に満たない人は、大型のバックミラーを備えることなどを条件に取得できる。警察庁によると、補聴器や大型ミラーの使用が条件の免許保有者は昨年末時点で約4万人という。

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